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2009年1月の記事

猟犬への虐待遺棄:告発の結果報告

2006年2月に、茨城県取手市で、散弾銃で撃たれて全身に被弾した猟犬が
保護されるという事件がありました。(この犬はタミーと名付けられて、新しい
飼い主のもとで飼育されています)

新聞、テレビ等でも大きく報じられ、同年6月には衆議院環境委員会でも鳥獣
保護法や動物愛護法違反ではないかとして取り上げられました。

ALIVEでは、地元で保護した団体と連名で、被疑者不詳のまま、動物愛護法
違反・銃刀法違反で地元警察に告発しました。
(告発状は以下のサイトに全文掲載)
http://www.alive-net.net/companion-animal/gyakutai/ryouken-kokuhatu.html

告発は受理されて、地元警察が犯人を捜査してしいましたが、この1月13日に
水戸地検土浦支部から、犯人を特定できないまま時効(3年)を迎えるため、
不起訴処分との通知が代理人弁護士のもとにありました。

捜査にあたり、警察が県内の散弾銃所持者の全員に面談して、事情聴取を
したとのことです。

残念ながら犯人は特定できなかったものの、この捜査によって、猟犬であっ
ても遺棄・動物虐待罪で告発されることを全猟銃所持者に知らしめることが
でき、同種事犯への大きな抑止力にはなったと考えられます。

昨年12月に改正された銃刀法でも、調査の対象として「みだりに動物の殺傷
その他の物の損壊をする行為」(13条の3)を明記しており、この事案が反映
されたとも見受けられます。

「捜査の進展を求める署名」にご協力いただいた皆様、誠にありがとうござい
ました。

ALIVE事務局

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「いのちの食べ方」を考える勉強会

今年は「うし」年、改めて、人に食べられたり皮を使われる動物たちに思い
をはせていきたいと思います。

ドキュメンタリー映画「いのちの食べ方」のDVDを見ながら、人に食べら
れる動物たちや、植物たちの現状について知り、ライフスタイルの見直しを
考えるために勉強会を企画いたしました

この映画は、人間の食料とされる動物・植物の大量生産の驚くべき現場を
撮影したもので、私たちの知らないさまざまな事実を明らかにしています。

日本では、動物問題の中でも最も遅れている家畜福祉について、この機会
に考えてみませんか。

日時:1月30日(金)午後6時~9時
場所:文京区民センター2階C会議室
   (東京都文京区本郷4-15-14 03-3814-672)
交通:地下鉄三田線春日駅、駅上の建物
   地下鉄丸の内線、南北線、大江戸線の後楽園駅各3分、JR水道橋駅8分
参加費:200円
参加申込:ALIVE事務局に電話、メール、FAXでお申し込み下さい。

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