意見を送ろう 科学のあり方を問い直そう
先端科学技術への期待、意見募集中
期間:2009年 6月12日(金)~7月12日(日)
このたび、政府が「先端研究を推進して実現して欲しいこと」というテーマで、
国民から意見を聞くとのことです。2009年度補正予算に盛り込まれた総額
2700億円の「世界最先端研究支援強化プログラム」の配分先を選ぶ際の
参考にするため、国民から意見を募集するものだとのことです。
科学研究費の使い方について国民から意見を募集するのは初めてだとの
ことです。この機会に、動物の犠牲や環境破壊につながらない科学研究、
あるいは人と動物や環境の調和に関する科学研究に取り組んでほしいと
いった意見を出してみませんか。
日本は「科学技術立国」をめざして毎年途方もない巨額の予算(税金)を
投入しています。その一つの分野が「生命科学」で、クローン動物、異種移植、
遺伝子組換え、ES細胞、iPS細胞の研究など生命操作の研究で、おびただ
しい動物が実験に使用されています。また、脳科学の研究では相いも変わら
ずサル・霊長類が使用されています。化学物質の開発とその毒性試験では、
最終的にマウス、ラットなどの小動物が大量に犠牲とされています。
そのような意味で、動物実験の代替法の研究開発こそ、今後日本が大いに
進めてほしい分野です。
意見は、内閣府HPの以下のサイトの送信フォームからお送り下さい。
https://form.cao.go.jp/cstp/opinion-0004.html
なお、この意見募集は、法令に基づくパブリックコメントではなく、科学技術や
科学研究について何でも自由に意見を言うことができるようになっています。
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