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新年のご挨拶

新年あけましておめでとうございます。

今年は国連が定める「国際生物多様性年」です。
今年の10月には名古屋市で「第10回生物多様性条約締約国会議」COP10が
開催されます。
生物多様性については、「地球のいのち、つないでいこう」という映像(環境省)
がわかりやすく紹介していますので、ご覧下さい

地球生物会議ALIVEでも、まさに地球の生きもののことを考え、共に生きていく
場として、さまざまな活動に取組んでまいります。

今年は、動物愛護管理法の改正に向けて、各種検討作業が始まります。
当会では、犬猫の殺処分ゼロに向けての取組みをはじめ、動物実験の実態
調査や、畜産動物の福祉向上に向けて、引続き活動を進めていく予定です。

殺処分を減らす取組として、昨年よりキャンペーンを始めた「迷子の犬を家に
帰そうプロジェクト」も好調に進んでおり、迷子札ホルダーの普及が進む見込
みです。これによって、迷子になって保健所やセンターに収容される犬の数が
速やかに減少することを、大いに期待したいと思います。

会報でもお知らせした通り、平成20年度の全国動物行政アンケートの結果が
ほぼまとまり、犬猫の処分数の数値が出ました。
犬猫の殺処分数は約28.6万匹で、前年度比約2.4万匹の減少となりました。

引取り数の減少、及び迷子犬の返還数の増加、一般譲渡の増加が続いており、
これらがあいまって殺処分数の減少をもたらしています。

犬の殺処分数は、約8.4万匹で、前年度比約1.7万匹の減少です。このままの推移
で、毎年1.7万匹づつ減少していけば、5年後にはほぼゼロになる計算です。

変化は一気には起こりませんが、10年単位で見れば確実に大きな変化となって
現れてきています。

これからも当会では地道に、しかし着実に、10年後、20年後には大きな変化となって
現れるように、未来に向けての活動に取組んで参ります。
今後とも皆さまのご参加、ご支援をお願いいたします。

新しい年が、人にも動物にもよりよい年となりますように。

ALIVE&AVA-net 代表 野上ふさ子

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