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2010年11月の記事

横浜市が動物愛護条例を一部改正

自治体の取り組みです。

ペットの安全確保へ終身飼育を促進、横浜市が動物愛護条例を一部改正:
2010年11月27日 神奈川新聞社
http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1011270010/

 イヌやネコなどペットの「安心、安全」確保へ向け、横浜市は市動物愛護条例を
一部改正し、ペットが天寿を全うするまでの終生飼育の一層の推進や所有者明示
など飼い主の責務について新たな規定を設けることを決めた。
安易な飼育の途中放棄を抑制するため、引き取り手数料は倍にする。
26日開会した市会第4回定例会に条例の一部改正案を提出した。

 改正案では、動物の終生飼育が困難な場合、新たな飼い主に譲渡するよう
努めることを規定。
併せて飼い主の都合による行政への引き取り依頼を抑制するため、引き取り
手数料(上限額規定)を2千円から4千円に引き上げる。

(以下、略)

 

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遺伝子組み換え動物の番組

近年、遺伝子組み換え動物が急速に広がっています。
食用の場合は健康への被害が、野外に出た場合には生態系への悪影響が
懸念され、世界中で反対意見がありますが、一方で研究はどんどん進み様々な
実用化が広がっています。

 クローズアップ現代
  11月25日(木) NHK総合19時30分~19時56分
  BS2 24時15分~24時41分
 
http://cgi4.nhk.or.jp/gendai/yotei/index.cgi

広がる波紋 遺伝子組み換え動物

通信販売で買えるノン・アレルギー猫や犬、通常の倍の早さで育つサケなど。
今、遺伝子組み換え動物が次々と実用化している。
マレーシアでは、デング熱を媒介する蚊を絶滅するため、自爆遺伝子を組み
込んだ蚊を野山に放つ国家プロジェクトが進行中。
アメリカでは、一部の遺伝子を換えるのではなく、百万以上の遺伝子をゼロ
から組み上げた「合成生物」まで登場し、「神の領域に突入した」と注目を集め
ている。
しかし、こうした技術の急速な普及は、生物多様性や食品安全などを脅かし、
さらには、悪用されればバイオテロにつながると危惧する声も上がっている。
遺伝子組み換え技術とどう向き合っていけばいいのか、その課題に迫る。

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【日本の議論】問われる動物実験

産経ニュース(Web版)に以下の記事が掲載されています。
AVA-netのコメントも取り上げられていますので、ご覧下さい。
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【日本の議論】問われる動物実験  日本企業にも廃止の動き広がるが…
産経ニュース 2010.11.21 07:00
http://sankei.jp.msn.com/science/science/101121/scn1011210701000-n1.htm

(略)

■実体は闇の中

 日本では、3Rの考え方が2006年に施行された改正・動物愛護法に
盛り込まれた。

 伊藤園や資生堂のように動物実験そのものをなくす企業が出てきているほか、
各研究施設では動物実験を行う前に、3Rに基づいた実験なのかどうかを
審査するために計画書の提出が求められるなど、これまでにないさまざまな
取り組みが行われている。

しかし、動物実験廃止・全国ネットワーク(AVA-net)代表、
野上ふさ子氏は日本の現状について警鐘を鳴らす。

 「動物実験をしている施設には届け出制さえなく、実態は闇の中」
 欧米先進国では、施設が届け出制になっている上に、代替法を研究
する国レベルの施設があるという。

 また、欧米では現在の臨床獣医学で使われているのと同じ麻酔の使用
を義務づけるなど具体的だが、日本には誰がどのような麻酔薬をどれ
くらい投与すればいいのかという規定はない。

 野上氏は現状では必要な動物実験があることに理解を示しながら、
日本実験動物学会が実施するアンケートを元に、日本では年間
約2000万匹もの動物が実験に使われていると指摘。
「無駄な実験は少しでもなくしていけるような仕組みが必要」と訴える。

(略) 

 野上氏は今後の動物実験の在るべき姿について、「マイナスイメージ
を持たれるとの理由から、企業や研究施設が動物実験の実施状況を公表
しない傾向がある。国が制度を作り、情報を公開してみんなで議論する
ことが大切」と訴えている。

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第8,9回動物愛護管理のあり方検討小委員会

動物愛護法改正に向けて、第8回及び第9回の動物愛護管理のあり方検討
小委員会開催のお知らせが公表されました。
http://www.env.go.jp/press/press.php?serial=13129

1.日時
第8回:11月29日(月)9:30~11:30
第9回:12月6日(月)10:00~12:00

2.場所
第8回: 三田共用会議所大会議室
東京都港区三田2-1-8 (地下鉄南北線、大江戸線「麻布十番」駅2番出口より
5~7分

第9回: 環境省第1会議室(中央合同庁舎5号館22階)
東京都千代田区霞が関1-2-2

3.議題
(1)動物取扱業の適正化
(2)その他

4.傍聴
 上記会議は公開で行います。傍聴を希望される方は、
第8回申し込みは11月22日(月)17時必着、
第9回申し込みは11月29日(月)17時必着で
下記の申込先まで電子メール又はFAXにてお申し込みください。

■傍聴申込先
環境省自然環境局総務課動物愛護管理室内 中央環境審議会動物愛護部会事務局
電子メール:shizen-some@env.go.jp / FAX:03-3508-9278
(傍聴に関するお問い合わせ)
電話:03-3581-3351(内線6429)(担当:小林、丸山)

■記載事項
・「動物愛護管理のあり方検討小委員会の傍聴希望」と明記
(電子メールの場合は件名欄に記載)
・氏名(フリガナ)
・連絡先の住所、電話番号、電子メールアドレス(携帯電話のメールアドレスは不可)
  又はFAX番号、勤務先又は所属団体
・傍聴を希望する小委員会の番号を必ず明記してください。
 (例:第8回を希望、第8回と第9回の両方を希望 など)

■留意事項
・複数名の申込みの場合も、お一人ずつお申し込みください。
・傍聴希望者が多数の場合は抽選といたします。
なお、当選の発表は傍聴券の発送をもって代えさせていただきます。
・こちらからの返信を傍聴券といたしますので、傍聴券は当日必ずお持ちくださるよう
お願いいたします。

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次世代のための生物多様性主流化(第1回会議)

次世代のための生物多様性主流化(第1回会議)
        - Biodiversity for Next Generations -
生物多様性条約締約国会議の成果と今後の課題

 [趣旨]
 生物多様性条約締約国会議(MOP5/COP10)が閉幕し、ホスト国としての責務が
生じている。また「国連生物多様性の10年」を提案した当該国及び市民として、
継続的な本条約の目的達成のための実践が求められている。本院内集会は、
MOP5/COP10で決議された様々な成果と課題を政府や政策立案・決定者(国会)に
対して提言し、政策等に反映させることを目的としている。生物多様性条約の目
的達成に向けて、同会議に参加した様々な主体による会議の成果と課題報告を共
有し、今後のホスト国としての2年および生物多様性の10年間に向けて、政策
に反映することを目的とした議論を行い、今後継続的に院内集会を行います。
 是非ご参加下さい。

日時:11月17日(水)13:00~15:00
場所:衆議院第二議員会館 1F会議室・多目的会議室(100名)
主催:CBD市民ネット生物多様性関連法制度部会
対象:衆参国会議員・関係行政機関・市民団体・マスコミ等
参加申し込み先:mainstream.of.biodiversity2010@gmail.com(担当:小林)
    お名前とご所属を添えた上で、申し込み下さい。
参加申し込み先〆切り:11月16日正午まで

プログラム

<COP10の成果報告と今後の課題>

13:00-13:10 開会挨拶:環境大臣または環境副大臣(予定)
【第一部】
13:10-13:25 環境省自然環境局より成果報告と今後の課題
13:25-13:40 外務省地球環境局より成果報告と今後の課題
13:40-14:00 グローブジャパン(国会議員)より成果報告と今後の課題
14:00-14:20 NGOから成果と課題および提案
【第二部】
14:20-14:50 意見交換
14:50-14:55 とりまとめ
14:55-15:00 閉会の挨拶

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野生動物への餌づけを考えるシンポジウム

ALIVE90号にも掲載した「野生動物の餌付け」について、問題を考えるシンポジウム
のご案内です。
意図的な餌づけが野生動物に与える影響や、非意図的な餌づけ(農作物の放置など)
が「獣害」を作りだす構造などを取り上げ、人野生動物の共存の在り方を考えよう
という趣旨です。
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「野生動物への餌づけを考える」
http://www.wbsj.org/event/2010/eduke2010.html

日時:11月23日(祝)13:00~17:30
会場:立教大学池袋キャンパス9号館大教室
  ( 東京都豊島区西池袋3-34-1)

<講演プログラム>※敬称略
13:00-14:30,講演前半
●「餌づけ問題とは」
  小島望(川口短期大学)
●「キタキツネの餌づけ問題:観光ギツネとエキノコックス症感染リスク」
  塚田英晴(農業・食品産業技術総合研究機構)
●「餌づけに起因するサルの生態・行動・習性の変化」
  白井啓(野生動物保護管理事務所)
●「イノシシにおける非意図的な餌づけと被害問題」
  仲谷淳(中央農業総合研究センター)

14:40-15:40,講演後半
●「鳥類への餌づけ問題」
  長谷川理(エコ・ネットワーク)
●「餌づけに対する法的な評価と対応策」
  高橋満彦(富山大学人間発達科学部)
●「環境省の立場から餌づけを考える」
  奥山正樹(環境省自然環境局計画課)

15:40-15:55,休憩+アンケート回収
16:00-17:30,パネルディスカッション「野生動物への餌づけを考える」

主催:ナキウサギの鳴く里づくりプロジェクト協議会
共催:野生生物保護学会行政研究部会
後援:立教大学,日本自然保護協会,WWF‐Japan,日本野鳥の会,日本鳥学会

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尼崎市動物愛護管理行政検討会議

昨年12月に尼崎市の動物行政が犬の繁殖業者から毎年多数の犬を引取り、
繰り返し殺処分していたことが明らかになり、批判を受けました。それを受けて、
尼崎市では「動物愛護管理行政のあり方検討会議」を設置しています。
以下は、第3回の検討会議のお知らせです。

------------------------------
第3回尼崎市における動物愛護管理行政のあり方検討会議:
http://www.city.amagasaki.hyogo.jp/iryou/pet/051arikata3.html

<開催趣旨>

尼崎市における動物愛護管理行政のあり方検討会議では、本市におけるペット
動物の愛護及び管理に関する今後のあるべき姿と施策について、地域における
協働の取り組みを含め、具現化するための方向性などについて検討を行っていきます。

<傍聴について>

傍聴を希望される方は、会議開催時間の15分前までに開催場所にお越し下さい。
会議開会以降は傍聴席に入ることはできません。

開催日時:平成22年11月29日(月曜日)
   午後2時から午後4時までの予定
開催場所:尼崎市議会棟第1委員会室
傍聴者定員:10名

受付は開会時間の30分前から15分前までとし、傍聴希望者が定員を超える場合は
抽選により決定します。なお、受付締め切り時点で定員に満たない場合は、開会前
まで先着順に受付けます。

<その他>
開催日時及び開催場所については、変更となる場合がありますので、必ずご確認下さい。

<お問い合わせ>
詳しくは、
尼崎市動物愛護センター(健康福祉局生活衛生課)
〒661-0047 兵庫県尼崎市西昆陽4丁目1番1号
電話:06-6434-2233 ファックス06-6434-2293

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埼玉県が、動物愛護推進員を公募

埼玉県が、動物愛護推進員を公募しています。
http://prosv.pref.saitama.lg.jp/cgi-bin/scripts/news/news.cgi?mode=ref&yy=2010&mm=10&seq=219

動物の飼い方教室での指導や各地域等での啓発活動を行う動物愛護推進
ボランティア「彩の国動物愛護推進員」を募集

「彩の国動物愛護推進員」の詳細について
http://www.pref.saitama.lg.jp/site/doubutu/aigosuisinin.html

●募集方法等
1 募集期間
 平成22年11月1日(月)~ 平成22年11月30日(火)

2 募集方法
募集要領は次の2通りから入手することができます。

県生活衛生課ホームページ(平成22年11月1日から掲載)
http://www.pref.saitama.lg.jp/page/aigosuishininkoubo.html
各保健所(さいたま市・川越市保健所を除く)、県動物指導センター窓口

募集要領添付の応募様式に必要事項を記入して県生活衛生課へ応募書類を
郵送ください(募集期間最終日の消印有効)。
【書類郵送先】〒330-9301
  さいたま市浦和区高砂3-15-1
  埼玉県保健医療部生活衛生課 動物指導担当

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生物多様性条約締約国会議COP10の模様を映像で

生物多様性条約締約国会議COP10は、10月29日の深夜から30日の未明にかけて、
最後の議題を採択して終了しました。
この会議のもようは、政府の以下のサイトで見ることができます。
国際会議とはどのようなものは、お知りになりたい方はぜひご覧ください。
http://webcast.cop10.go.jp/player.asp?id=2921&type=ondemand

なお、会議の期間中の10月25日に名古屋市内で、民主党の環境部門が開催され、
生物多様性を施策に取り入れることについて、NGO(非政府団体)との意見交換が
行われました。こちらも映像で見ることができます。
前半
http://www.ustream.tv/recorded/10412083
後半
http://www.ustream.tv/recorded/10412477

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生物多様性条約COP10の成果

10月11日~29日までの3週間、名古屋で生物多様性条約締約国会議
COP10が開催されました。
ALIVEでは、生物多様性交流フェアの会場にブース出展を行いました。
その様子をホームページに掲載しましたのでご覧ください。
http://www.alive-net.net/event/index.html

たいへん大規模な国際会議で、地球の未来のために重要な課題が話しあわれました。

議論は各国の利害が対立して、激しい議論の末にようやく妥協案で合意に至り、
新しい行動目標(愛知目標)と、生物資源の利用に関する議定書(名古屋議定書)が
採択されました。

新しい行動目標のAは、「各政府と各社会において生物多様性を主流化することにより、
生物多様性の損失の根本原因に対処する」としています。

今後は、この目標が、国内の様々な法律や施策の中に導入・反映されていくことが
期待されます。

COP10の成果についての概要発表(環境省)
http://www.env.go.jp/press/press.php?serial=13092

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動物愛護に関する世論調査

7年ぶりに、「動物愛護に関する世論調査」が行われ、その結果が公表されています。
質問内容には「?」の付くものが多く、あまり有意義な調査とは言えないようです。

平成22年10月28日 環境省報道発表
http://www.env.go.jp/press/press.php?serial=13082

内容の詳細は、内閣府のHPに掲載されています。
平成22年度 内閣府・動物愛護に関する世論調査
http://www8.cao.go.jp/survey/h22/h22-doubutu/index.html

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