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2011年4月の記事

放牧もできず、飼料もひっ迫の畜産

依然として福島原発から放射性物質が飛散し続け、農作物ばかりでなく<
場所によっては牛の飼料となる牧草からも基準値を超えた放射性物質が
検出されています。

そのため、農林水産省は、牛は牛舎に閉じ込めておくこと(日本ではこれが通常!)、
地元の牧草を与えないことに加えて、牛の放牧も当面行わないように、
東北・関東の都県に通知しています。

もともと日本の畜産は、飼料のほとんどを海外に依存していますが、地震と津波
で港湾が大破し、海外からの供給が滞っているため、飼料そのものがひっ迫し、
多くの家畜が餓死したり、飢えている状況が続いています。
生態系を無視したいびつな日本の畜産、あまりに家畜に過酷な負担をかける
飼育方法等の問題点を、原点に立ち帰って考え直すべき時がきています。

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【千葉産の牧草、基準超す放射性物質 八街・市原で採取】
朝日新聞 2011年4月28日
http://www.asahi.com/national/update/0428/TKY201104280716.html?ref=rss

千葉県は28日、八街(やちまた)市と市原市で21日に採取した牧草から、
国が設定した基準を超える放射性物質が検出されたと発表した。
県は県全域の生産者に、牛に県内で育てた牧草を与えたり放牧をしたり
しないよう自粛を要請するとしている。(略)
今後、同県内の畜産家は、県産の牧草を避け、輸入牧草などを使うことが
求められる。

【原発:葉の牧草から基準上回る放射性物質検出】
ANNニュース 2011年4月28日
http://www.tv-asahi.co.jp/ann/news/web/html/210428060.html
千葉県は、市原市などで採取した牧草から国の暫定許容値を上回る放射性
物質が検出されたことを明らかにしました。
 千葉県によると、21日に市原市、八街市で乳牛や肉牛などの飼料となる牧草
を検査したところ、国が定めた暫定許容値を上回る放射性物質が検出された
ということです。暫定許容値は、牛乳や牛肉が食品衛生法の暫定規制値を超え
ないようにするために牧草などの飼料に設定されたものです。
千葉県は、先月23日から酪農家に対して、牛に牧草を与えることや放牧を自粛
するように要請していて、引き続き徹底を図ることにしています。

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計画的避難地域の畜産動物に与える飼料について、農水省のQ&Aでは、

計画的避難が完了すれば計画的避難区域への立入が禁止される可能性があり、
家畜の飼養はできなくなる可能性があること、
家畜は戸外に出さず、
換気を抑え、
畜舎に流入する外気を最小限にとどめること、
飼料は原発事故前に収穫した牧草等を用い、
飲用水はわき水や流水の使用を避け、貯水槽に蓋をしたものを与えるなどして、
家畜の放射性物質の摂取を抑える管理をするように求めています。

飼料作物についての考え方:
http://www.maff.go.jp/j/kanbo/joho/saigai/c_minasama_2.html
http://www.maff.go.jp/j/kanbo/joho/saigai/c_minasama_3.html

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農水省の方針:計画的避難区域の家畜

原発からの計画的避難区域について、農水省が、今後1カ月程度で避難を終える
としている避難計画の中での、家畜についての方針を発表しています。

-----------以下-------------
計画的避難区域等における家畜の取り扱い等について
http://www.maff.go.jp/j/kanbo/joho/saigai/s_katiku.html

<内容>

計画的避難区域及び緊急時避難準備区域からの家畜の移動や畜産物の
出荷等について、4月22日に公表しました「東日本大震災について~
計画的避難区域等からの家畜の移動等について~」の補足として、
基本的な考え方や具体的な手順をQ&Aの形でとりまとめました。

   区域の概要  Q1~2
   家畜の出荷・移動 Q3~13
   死亡畜の取扱い Q14~15
   家畜の飼養 Q16~17
   その他 Q18~24
   家畜の放射線スクリーニングや除染の手法

お問い合わせ先

生産局畜産部畜産振興課
担当者:春名、池ヶ谷
代表:03-3502-8111(内線4922)
ダイヤルイン:03-6744-2524

注:本Q&Aは、状況の変化があれば随時見直しを行います。

(以下、要旨)

【区域の概要】

「計画的避難区域」においては、居住者等は、原則として1ヶ月程度の間に
順次当該区域外に避難のための立退きを行うことが求められています。
指定された区域は、葛尾村、浪江町、飯舘村、川俣町の一部及び南相馬市の一部。
詳細は経済産業省のホームページ
http://www.meti.go.jp/press/2011/04/20110422004/20110422004.html

「緊急時避難準備区域」では、常に緊急時に避難のための立退き又は屋内
への退避が可能な準備を行うことなどが求められています。
指定された区域は、広野町、楢葉町、川内村、田村市の一部及び南相馬市の一部

【家畜の出荷・移動について】

家畜市場に子牛を出荷することは可能ですが、計画的避難が完了するまでの間
に限られます。
出荷時には、家畜のブラッシングまたは水洗、家畜保健衛生所による飼養管理
状況の確認や放射線測定等が必要になります。

肥育牛をと畜場に出荷することは、計画的避難が完了するまでの間に限られます。
出荷時には、家畜のブラッシングまたは水洗、家畜保健衛生所による飼養管理
状況の確認や放射線測定等が必要になります。
と畜された食肉は、県によるモニタリング検査の対象になります。

(以下、略)

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原発警戒区域のペット救護ニュース

長島一由衆議院議員のブログから、要約しました。

----------以下------------
被災地のペット続報及び放射能データ。
http://nagashimakazuyoshi.seesaa.net/article/198188608.html

(略)福島原発の立ち入り制限区域のペットについて、28日、環境省動物
愛護室から回答がありました。

・本日4/28~5/2まで、福島県が救援チームを現地20km圏内に派遣。
・目的は現地状況の把握と餌やり。保護までできるかどうかは不明。
・体制は約10名。
・現地では2班に分かれて活動。
・県職員のみだが、獣医資格を持つ保健所職員が参加。
・現時点ではボランティアの方は現地に入れず。
・5/3以降、住民の一時帰宅が認められた時点で、ボランティアは該当市町村
に届出を出すことで、立ち入りが可能になる。
(但し、日時はまだ不確定)。

なお、現在国で定めようとしている一時立ち入りの基準として、以下のいずれ
かにあたることが必要になるとのこと。

①住民であること
②時間が経過することで公益が損なわれるもの

ペットの救出は上記の②に当てはまるということで、一時帰宅が開始した時点で、
該当市町村への届け出により、立ち入りが認められることになりそうです。
環境省によると、「環境省も民間ボランティア、獣医の方の立ち入りを認めて
もらうよう原子力災害対策本部に働きかけている」ということでした。

-----------以上-----------

4月28日から始まった福島県による現地調査と保護の日程です。

28日 南相馬市・葛尾村 
29日 浪江町・川内村 
30日 双葉町・広野町
1日 大熊町・楢葉町
2日 富岡町・田村市

地元市町村の住民の方、およびこれまで現地に入るなどして残されたペットが
いる地区や場所を特定できる方は、速やかに福島県の所轄に電話でご連絡
ください。

福島県食品衛生課
024-521-7245
(ペット救済の件でとお問い合わせください)
上記の番号がつながらない場合は、県代表番号に。
024-521-1111

愛護団体が、避難所等などに張り紙をして住民の方に連絡を入れるようによび
かけています。
http://dear-paws.com/download/fukusima-2011apr29_color.pdf
http://dear-paws.com/download/fukusima-2011apr29_mono.pdf

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畜産動物関連ニュース

YouTube:
福島農家の苦悩...警戒区域に"残された家畜":
http://www.youtube.com/watch?v=lr6oZTswEn4

【原発避難エリア置き去り家畜餓死「牛4000頭、豚3万頭」】
J-CASTテレビウォッチ:2011/4/26 12:49
http://www.j-cast.com/tv/2011/04/26094143.html

【福島第1原発の半径20km圏内の警戒区域内で残された家畜の様子をとらえた映像入手】
FNNニュース:(2011/04/25)
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00198154.html

【家畜殺処分、やりきれぬ酪農家 「何でこんなことに」「何代もかけた財産」】
MSN産経ニュース:2011.4.26
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110426/dst11042613040020-n1.htm

【警戒区域で家畜殺処分「豚、何とか助けたい」 農家、世話できず】
毎日jp(毎日新聞):2011年4月26日
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20110426ddm041040187000c.html

【枝野長官会見(1)原発補償「売れるはずの家畜は補償対象になる」】
MSN産経ニュース:2011.4.25
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110425/plc11042518360017-n1.htm

【福島原発「警戒区域内の弱った家畜」自治体が殺処分】
J-CASTテレビウォッチ:2011/4/26 16:38
http://www.j-cast.com/tv/2011/04/26094147.html

【被災地の家畜受け入れ 県が対策会議 徳島県】
徳島新聞:2011/4/27
http://www.topics.or.jp/localNews/news/2011/04/2011_130386863135.html

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ようやく原発警戒区域のペット救護へ

環境省と福島県が、ようやく原発警戒区域内のペットの救護に向けて動きだしました。
どの程度のペットが取り残されているのか実態を把握できていないため、福島県
と環境省が28日から5月2日まで、現地調査を行い、獣医など専門家チームに
よる救出も検討しているとのことです。

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【放射能漏れ】警戒区域内に取り残されたペット 環境省が現地調査へ:
MSN産経ニュース 2011.4.27 23:51
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110427/dst11042723530048-n1.htm

 東京電力福島第1原子力発電所から半径20キロ以内の地域が「避難指示
区域」から、立ち入ると罰則規定のある「警戒区域」に切り替わったことで、
区域内に残された動物の保護が改めて問題となっている。環境省はペットの
連れ出しを検討しているが、どの程度のペットが取り残されているのか実態を
把握できていない。このため福島県は28日から5月2日まで、同省とともに
現地調査を行う。
 (略)
 福島県によると、震災前の警戒区域9市町村の犬の登録数は約5700匹。
現在、何匹が残されているのかは不明だ。
 当初は民間団体やNPOがボランティアでエサやりなどを行っていたが、22日
から警戒区域に切り替わり、区域内に立ち入ると罰則が加えられることから、
各団体も立ち入りに躊(ちゅう)躇(ちょ)。
環境省や福島県には「何とかして助けてほしい」との電話やメールが殺到して
いるという。
(略)
 環境省では、一時帰宅の際に住民がペットを連れ出す方向で検討を進めている。
ただ、避難の際に係留を解かれてしまった犬なども相当数いるとみられ、うまく
“再会”できるかは分からない。
「一時帰宅の連れ出しを待つだけでは不十分で、積極的に立ち入ることが必要だ」
と環境省の担当者。28日に現地調査を行い、獣医など専門家チームによる救出
も検討している。
(略)

【環境省の取り組み】
(被災ペット対策の状況:http://www.env.go.jp/jishin/pet.html
・東日本大震災への対応 [環境省]環境省と福島県で警戒区域内のペット
の救護について打合せ。(4月22日)
・緊急災害時動物救援本部第5回臨時会議に出席し、警戒区域からの
ペットの連れ出しに係る具体的な実施手順等について関係団体と協議した。
(4月25日)
・緊急災害時動物救援本部の物資集積拠点として新宿御苑内にプレハブ
小屋を設置(4月27日)

また緊急災害時動物救援本部サイトでは、
(活動経過:http://www.jpc.or.jp/saigai/pc_honbu_keika_keika.html
4月26日の項に以下の記述。
「緊急災害時動物救援本部 実務者会議
警戒区域内動物救援調査に関する打ち合わせ
27~28日に警戒区域内に残された動物を救出するための現地調査と、
動物への給餌・給水や保護・収容を予定していたが、国から許可が下りず中止。
近日警戒区域内へ調査に入る福島県に対し、動物に対する給餌・給水などを要請。」

【福島第1原発:警戒区域内のペット保護へ 必要あれば除染】
)毎日jp(毎日新聞):2011年4月27日 20時29分
http://mainichi.jp/select/today/news/20110428k0000m040075000c.html

【20キロ圏内のペット保護へ=28日から調査-福島県】
時事ドットコム:(2011/04/27-21:17)
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2011042701076
福島県は27日、福島第1原発の半径20キロ圏内の警戒区域で、放置された
犬などのペットを調査して保護に乗り出す方針を明らかにした。
大型連休中にも始まる避難住民の一時帰宅より前に、ペットが衰弱死する
恐れがあると判断した。28日朝から実施する。
 (略) ペットを置いて避難した住民からは、健康状態や生死を心配する声が
多く上がっているほか、飼い犬が野犬になれば、狂犬病などの発生や一時帰宅
した住民を襲う危険があるため、野生化が進む前に保護することにした。
 今回の調査では屋内に立ち入らず、庭先につながれ衰弱している犬などを
保護する。収容する施設名などを書いて残し、飼い主と再会しやすくするという。
保護したペットは被ばく状況調査(スクリーニング)や除染などをした上で、問題が
なければ県内の保健福祉事務所などで預かる。
今回はペットが対象で、牛などの家畜は対象外という。

【20キロ圏内でペット保護へ…獣医師立ち入り】
YOMIURI ONLINE(読売新聞):(2011年4月27日21時37分)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110427-OYT1T00999.htm
 
福島県は、福島第一原発20キロ圏内の警戒区域にいる犬などペットを保護
するため、28日から獣医師の県職員らが同区域に立ち入ることを決めた。
 ペットは保健福祉事務所で一時預かり、県のホームページに写真や収容
場所を掲載して飼い主に引き取ってもらう。28日は南相馬市小高区と葛尾村で、
市長、村長の許可を得て実施する。
 県によると、警戒区域内で登録されている犬は約5800匹。先に国が公表した
警戒区域への立ち入り許可基準では、ペットの持ち出しは別途検討するとして
いたが、保護を求める要望が相次いだため、まず、県独自で保護することにした。
一時帰宅の際のペットの扱いは別途検討される。
 獣医師らは2班計10人の態勢で、防護服やマスク、線量計を身に着けて作業
にあたり、ペットの被曝放射線量が高い場合はシャワーで全身を洗い流す
「除染」を行うという。

【ペットの犬と猫、20キロ圏内保護へ 福島県】
日本経済新聞:2011/4/27 23:23
http://www.nikkei.com/news/category/article/g=96958A9C93819695E0E5E2E1948DE0E5E2E6E0E2E3E39191E3E2E2E2;at=DGXZZO0195583008122009000000

福島県は27日、福島第1原子力発電所から半径20キロ圏内のペットの犬と猫の
実態調査と保護を28日から5月2日までの間、実施すると発表した。
住民の一時帰宅が遅れており、餌の不足から衰弱しているペットが少なくないと
みられるため、保護に乗り出す。県によると、対象地域には狂犬病予防法に基
づき約5800匹の犬が登録されている。
 獣医師資格を持つ県職員が20キロ圏内に立ち入り、餌を与える。衰弱している
場合は、保護して放射線量を測定、必要があれば除染する。
飼い主には市町村を通じて連絡するほか、県のホームページでも保護したペット
の写真や特徴を公表する。

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福島原発の現状、依然として危機的

本日、民主党の環境部門会議があり、環境副大臣、環境政務官等も出席、
環境省から被災地におけるペットの救護について報告がありました。
議員からは、多数の市民や団体から原発警戒区域内に置き去りにされている
動物救護の要請が寄せられている、政府の対応が遅すぎる、という批判の声も
あがりました。

そのあと、動物愛護政策に関わる6名の議員が、枝野官房長官に面会し、
ペット等の救護対策の進展を要望されました。

この日、衆議院会館では、原子力保安院を呼んで「福島原発事故に関する
公開質疑~事態の見通しと対応策を聞く」という超党派の議員の集まりもありました。
結局のところ、保安院が、20キロ圏内への立入りを強固に拒む最大の理由は、
原発から未だに高濃度の放射線が放出されていること、
場合によっては今後さらに悪化する可能性があること、
それがいつ起こるか予測できないこと、などによるものです。
一般には、原発事故は未だ収束はしないものの、一応は安定しているかのように
見られていますが、実際はそうではないのでしょう。

★3.「国は何を知っているんだろうか・4/27公開討論会の感想」
http://chibichan931.blog106.fc2.com/blog-date-20110428.html
「今後、水素爆発や水蒸気爆発は起こりえるのかどうかについても『起こる可能性
は相当低いのでは無いかと』考えているそうです。つまり起こりえるということの
裏返しです。
 
再臨界の可能性についても同様で、一部に言われていた「物理的、原理的に
あり得ない」と言うことは一切無いことがわかりました。」(同ブログ)

原発30キロ以上にまで「計画的避難区域」と「緊急時避難準備区域」を設定した
ことについて、首相官邸のホームページでは次のように書いています。

------------------------------------
「計画的避難区域」と「緊急時避難準備区域」の設定について
平成23年4月22日
http://www.kantei.go.jp/saigai/20110411keikakuhinan.html
2.「緊急時避難準備区域」の設定
(1) 同発電所の事故の状況がまだ安定していないため、これまで屋内退避
地域」に設定されていた半径20kmから30kmの区域の大部分は、今後なお、
緊急時に屋内退避や避難の対応が求められる可能性が否定できない状況に
あります。

(2) このように、同発電所の事故の状況がまだ安定せず緊急に対応することが
求められる可能性があり得ることや屋内退避の現況を踏まえ、原則として、
これまでの「屋内退避区域」で上記1.の「計画的避難区域」に該当する区域以外
の区域を「緊急時避難準備区域」に設定しました。

(3) この区域の方には、常に緊急時に屋内退避や避難が可能な準備をしていて
いただくことが必要です。

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すなわち、今後、また水素爆発や大量の放射線の放出があり得ることを示唆して
いるのです。
(そのような事態にならないことをひたすら祈るのみです。)

しかし、このような最悪の事態もあり得ると公言すれば、社会がパニックになる
おそれがあり、それは言えない。そのため、ますます住民や市民の不信感が
つのるという状況のまま、ずるずると時が過ぎているように思えます。

すべての根源は、福島原発の現状が依然として危機的であること、にあります。

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原発警戒区域の家畜の処分へ

福島原発警戒区域内の畜産動物に関してのニュースの続きです。
行政発表の報道では、家畜を餓死させることの倫理的、法的問題についての
言及はなく、死体の腐敗による衛生上の問題や、損害補償のみが焦点となっています。

【警戒区域内 衰弱した家畜を処分へ 福島県】
NHKニュース:2011年4月24日 14時31分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110424/k10015516051000.html

(【福島 家畜処分で警戒区域入り】
NHKニュース:2011年4月25日 12時43分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110425/t10015532861000.html

【警戒区域内で家畜処分始まる 福島県 】
NHKニュース:2011年4月25日 20時44分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110425/k10015544491000.html

【警戒区域内で瀕死状態の家畜を殺処分へ 福島県】
福島民友ニュース:(2011年4月25日)
http://www.minyu-net.com/news/news/0425/news1.html

【「警戒区域」、瀕死の家畜を殺処分へ…福島県】
YOMIURI ONLINE(読売新聞):(2011年4月24日21時20分)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110424-OYT1T00542.htm

【警戒区域の家畜殺処分 福島県、所有者同意で実施へ】
Yahoo!ニュース:
最終更新:4月25日(月)8時43分
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110425-00000087-san-soci

【安全出荷へ1頭ずつ線量検査 福島・葛尾村の畜産農家】
asahi.com(朝日新聞社):2011年4月25日13時8分
http://www.asahi.com/national/update/0425/TKY201104240189.html

被害農家は「仮払い」要求 東電は「指針」で対応へ 福島原発事故補償】
鶏鳴新聞:2011.04.25発行
http://www.keimei.ne.jp/article/20110425t3.html

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原発避難・警戒区域の家畜ニュース

有志の獣医師グループが、4月15日に、原発20キロ圏内の浪江町や双葉町など
の牛舎や鶏舎、豚舎等について調査、その現状がNHKニュースで報じられました。

【警戒区域の家畜の扱いで要望】
NHKニュース:2011年4月23日
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110423/t10015502001000.html
今本さんのブログでは、関連動画もアップされています。
◎新庄動物病院の掲示板:
福島第一原発周辺の動物たち (動画) その9:
http://blogs.yahoo.co.jp/shinjo_ah/62725500.html

【警戒区域の家畜殺処分 福島県、所有者同意で実施へ】
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110425-00000087-san-soci
産経新聞 4月25日(月)7時56分配信

 福島県は24日、東京電力福島第1原子力発電所周辺で立ち入り禁止と
なった警戒区域内で、避難時に畜舎に残したり、放牧したままになっている
牛や馬などの家畜について、所有者の同意を経て殺処分する緊急対応を
とることを決めた。25日から5月末まで順次実施する。

 県の昨年10月時点でのまとめでは警戒区域内には牛4千頭(297戸)、
豚3万頭(9戸)、鶏63万羽(25戸)、馬100頭(45戸)が飼育されている。

 原発事故から時間がたつにつれて市街地などで徘徊(はいかい)する家畜
が確認されている。また“野生化”した家畜が民家などを荒らす恐れが指摘され
ており、畜舎内で死んだ家畜が放置されたまま衛生上の問題が発生する恐れ
もあるという。
(略)
 福島県の畜産家の間からは家畜を警戒区域の外部に出し、保護する「圏外
移送」の要望が強く出されていた。しかし、国からの具体的な回答はなく「国の
方針が決まらず難しい」(同県)と「圏外移送」を断念。強制的な殺処分を定め
た家畜伝染病予防法で原子力災害を対象として定めていないため、所有者
の同意を前提に殺処分する苦渋の選択に踏み切った。

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【原発20km圏内の民家内を牛が占拠 部屋から出すのは困難 福島 】
NEWSポストセブン:2011.04.21
http://www.news-postseven.com/archives/20110421_17960.html

【福島からの牛豚避難に壁 風評被害、東海の受け入れ先断念】
中日新聞:2011年4月22日
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2011042290103844.html

【20キロ圏内、残された家畜を救え 福島県浪江町】
News i - TBSの動画ニュースサイト:(2011年04月22日)
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4707211.html

【東北の畜産、徐々に再開 宮城で子牛の競り、乳業工場も稼働】
日本経済新聞:2011/4/20 1:17
http://www.nikkei.com/news/local/article/g=96958A9C93819490E3EBE2E79C8DE3EBE2E6E0E2E3E39EE2E3E2E2E2;n=9694E3E4E3E0E0E2E2EBE0E0E4E1

【家畜の域外移動 県が町村に方針 福島 】
asahi.com:2011年04月22日
http://mytown.asahi.com/fukushima/news.php?k_id=07000001104220002

【原発20キロ圏内の家畜、全額補償へ 農水省方針】
asahi.com(朝日新聞社):2011年4月21日
http://www.asahi.com/politics/update/0421/TKY201104210203.html

【東日本大震災:3万5000羽全滅 山元の養鶏業者・古山さん、再開目指し
 /宮城】
毎日jp(毎日新聞):2011年4月23日
http://mainichi.jp/area/miyagi/news/20110423ddlk04040043000c.html

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助けられた被災ペットたちのニュース

原発20キロ圏内で多くのペットが犠牲となる一方、助けられたペットもいて、
ほっとするニュースもあります。

【避難時に放置 20キロ圏内の苦悩 17歳「花子」は無事再会 福島県 】
MSN産経ニュース:2011.4.17 11:23
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110417/dst11041711240015-n1.htm

【飛び出した愛犬、33日ぶり戻る 10キロ先で男性が保護 宮城県石巻市】
(ア)河北新報:2011年04月17日
http://www.kahoku.co.jp/news/2011/04/20110417t13011.htm
(イ)三陸河北新報:2011.04.17
http://www.sanriku-kahoku.com/news/2011_04/i/110417i-aiken.html

【福島原発:避難区域の至る所にペットや家畜の死骸】
Chosun Online | 朝鮮日報:2011/04/15
http://www.chosunonline.com/news/20110415000027

【被災したペットと飼い主の今を石本沙織キャスターが取材しました】
Yahoo!ニュース:フジテレビ系(FNN) 4月17日(日)21時43分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn?a=20110417-00000613-fnn-soci

【浪江町から救出された犬猫たちのその後 / 里親も募集中】
ロケットニュース24(β):2011年4月19日
http://rocketnews24.com/?p=89135

【被災の犬に新たな飼い主 宮古で譲渡会 岩手県宮古市】
岩手日報:(2011/04/18)
http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20110418_8

【飼い主失って… 犬猫20匹の里親募集--JARFの浦川さん /山形】
毎日jp(毎日新聞):2011年4月19日
http://mainichi.jp/area/yamagata/news/20110419ddlk06040063000c.html

【被災者のペット預かる市民募集 京都市】
47NEWS(よんななニュース):2011/04/19
http://www.47news.jp/CN/201104/CN2011041901000429.html

【20キロ圏内から大脱走を始めた「原発村」のペット】
YUCASEE MEDIA(ゆかしメディア):2011年04月19日
http://media.yucasee.jp/posts/index/7314?la=0012

【ペットの首輪、首ひも被災地へ 中京の男性 100セット 京都市】
京都新聞:2011年04月21日
http://www.kyoto-np.co.jp/politics/article/20110421000036

【原発避難圏置き去りの犬猫 里親ボランティア募る 栃木県那須烏山市】
下野新聞「SOON」:(2011年4月21日)
http://www.shimotsuke.co.jp/town/region/north/nasukarasuyama/news/20110421/501376

【家族の行方伝えた「忠犬」被災現場で一晩ほえ続ける 宮城県気仙沼市唐桑
町】
河北新報:2011年04月23日
http://www.kahoku.co.jp/news/2011/04/20110423t15020.htm

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枝野官房長官、家畜について言及

本日(4/22)枝野内閣官房長官の記者会見の中で、家畜についても発言がありました。
(4/23 記述ミス(「 」内)がありましたので、訂正しました)

※政府インターネットテレビより
http://nettv.gov-online.go.jp/prg/prg4733.html

4月22日(金曜日)9時44分から始まり、17分5秒目あたりから、20km「圏外の
計画的避難区域及び緊急時避難準備区域に指定された」地域に取り残された
家畜についてコメントをされています。

(要旨)
家畜については、これまで独断の制限は行われていなかったが、、
ほとんどの関係者の皆様が「移動出荷を自粛してきていただいています。」

今後、計画的避難区域及び緊急時避難準備区域に指定された地域については、
区域外への移動や出荷について支援をしてまいりたい。

家畜を区域外に移動・出荷する際には、一頭ごとにサーベイメーターでの検査を
実施し、一定の基準を超える場合は除染を行う。

一頭ごとすべてについてチェックリストを作成し、畜舎内で飼育されていたか、
適切に管理された飼料や水が与えられていたか等について、福島県の家畜
保健衛生所が確認を行う。

除染が必要になった牛を搬出する車両についても、タイヤの除染等を行う。
屠畜された食肉についても、県において所要のモニタリングを行う。

これについて最大限の支援をしていく予定。

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家畜救護の要望に農水省から回答

本日付で、農水省東北農政局より、以下の回答が来ましたので
お知らせいたします。

地球生物会議ALIVE様

今般のご要望、ご提案、大変ありがとうございます。

現在、農林水産省は、福島県と連携し計画的避難区域及び緊急
時避難準備区域内の牛等を区域以外へ移動させるため、各都道
府県に協力を得て受入先の確保及び移動の準備等を進めております。

また、被災ペットにつきましては、福島県、関係市、県獣医師
会等で組織している「福島県動物救護本部(事務局:福島県
保健福祉部食品生活衛生課内)」において、保護や救護等の
活動が行われておりますので、今回のご要望、ご提案につきま
しても、当本部にお伝え致しました。

農林水産省と致しましても、東日本大震災及び原子力発電所
事故災害からの被災地域の復旧・復興を進めておりますので、
今後ともよろしくお願いします。

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環境省:警戒区域からペット連れ出しを検討

環境省の取組みが報道されています。

【放射能漏れ】警戒区域設定で環境省、ペット連れ出しを検討:
MSN産経ニュース 2011.4.21 23:48
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110421/dst11042123490057-n1.htm

 福島第1原発から20キロ圏内の警戒区域設定を受けて環境省は21日、
取り残されている犬や猫などペットの連れ出しなどについて対応を検討している
ことを明らかにした。

 近藤昭一環境副大臣は同日の記者会見で「連れ出しは(住民の一時帰宅と)
同時になるか少し後になるのか、順調に進むよう調整したい。命に関わること
なので早めにやりたい」と話した。
福島県によると、20キロ圏内にかかる9市町村で、狂犬病予防法に基づき
登録されている飼い犬は約5千頭いるが、実際にどれくらい取り残されている
かは不明という。

 環境省は、ペットを連れ出せた際の具体的な対応策を日本獣医師会や
動物愛護団体などでつくる「緊急災害時動物救援本部」と協議。除染のほか、
避難先で飼育できない住民のため、保護先の確保などについても検討を進め
ている。

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◎環境省サイト内の「被災ペット対策の状況」ページ
http://www.env.go.jp/jishin/pet.html)には、
「環境省において、平成23年度本予算で、被災自治体の設置する動物収容・
譲渡施設の整備に関する補助について自治体と調整中。(4月21日)」

---------------------------

なお、「緊急災害時動物救援本部」によると、義援金の総額は、
240,577,508円(平成23年4月14日現在)
http://www.jpc.or.jp/saigai/pc_gienkin.html)であり、
義援金配分申請の受付開始が告知されています
http://www.jpc.or.jp/saigai/pc_gienkin2.html

※これらの寄付によって速やかに一時保護施設(シェルター)
を設置するなど、有効に活用されてほしいものです。

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【福島第1原発:20キロ圏に警戒区域 緊急時避難に課題】
2011年4月21日 21時32分 更新:4月22日 0時29分
http://mainichi.jp/select/today/news/20110422k0000m040138000c.html

【牛に「ごめん」 警戒区域化で最後の世話】
毎日新聞 2011年4月21日 21時09分(最終更新 4月21日 22時11分)
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20110422k0000m040122000c.html

※これは牛を餓死させることを意味しているかのようです。

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福島原発警戒区域における動物の救護に関する要望書

本日いっぱいで、これまでに原発避難指示区域が、警戒区域となり、立入
禁止の措置が取られることが報道発表されました。
これに関して、以下の要望書を関係機関に送付しました。
これまでの要望書および関連記事はALIVEのホームページ、ブログにも
掲載しています。
http://www.alive-net.net/

2011年4月21日
経済産業省 所轄:原子力安全・保安院 御中
農林水産大臣 所轄:東北農政局 御中
環境省 所轄:動物愛護管理室 御中
国家公安委員会・警察庁 御中
福島県災害対策本部 御中

福島第一原発警戒区域における動物の救護に関する要望書

政府においては、4月22日にも、原発からの避難指示区域を警戒区域とし、
一切の立入を禁止すること、及び避難していた地域住民に限り、期限を定めて
一時帰宅を認める措置を取られるとのことです。
しかし、この区域には、ペットや家畜など多数の飼育動物が残され、その多くが
衰弱・餓死していますが、避難時に放たれたり餌やりが行われているため、
まだ生存している個体も相当数見られます。
それについて報道がなされており、世論としても取り残された動物たちの救済を
願う声が高まっています。そこで、これらの動物の救出のために以下の措置を
取っていただくよう要望いたします。

1、県及び市町村を通じて、またメディアにプレスリリースをして、一時帰宅の
被災者の方々に以下のことを広報していただくようお願いいたします。

(1) ペットを被災地に残してきた方々で、ペットが生存している場合には、
一時帰宅時に可能な限り連れて出ること。その場合には、ペット同伴可能な
避難所等の紹介、一般家庭あるいは動物保護施設等においての一時預かり
についての情報、及び新しい飼い主への譲渡等に関して、福島県動物救援
本部または緊急災害時動物救援本部もしくは被災動物の保護活動をしている
動物愛護団体等に相談すること。

(2) 家畜を残してきた方々で、家畜が生存しているが飼育困難である場合には、
①牛舎の牛については、近隣に牧草地等がある場合は、緊急避難措置として
耳標に連絡先を記し屋外に放すこと。
②可能な限り預かり先または譲渡先を探し移送するよう、県の畜産担当部署、
農協、共済その他関連団体等に相談すること。
③家畜が極度の衰弱、瀕死の状態にあるときは、県の獣医師会または有志の
獣医師グループ等に安楽死の措置を依頼すること。

2、1の措置によってもなお飼い主・所有者が不明で放浪しているペットまたは
家畜等があった場合、特例として、動物救護及び学術調査を目的とした獣医師
または専門家等が以下の目的で警戒区域に入ることを認めていただくようお願い
いたします。

(1)ペットは可能な限り捕獲し、除染し、当該区域から連れ出すこと。及び保護
した個体の詳細情報を公示し、返還または譲渡すること。

(2)家畜は可能な限り捕獲し、除染し、国や県の畜産試験場等に収容すること。

(3)瀕死のペット及び家畜については獣医師の措置で速やかに安楽死させること。

なお、この特例を認める場合は、立入活動の状況を記録し行政に届け出ること、
及び自己責任となることを前提とします。

特定非営利活動法人 地球生物会議 ALIVE
財団法人 神奈川県動物愛護協会
被災動物保護調査団

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被災地のペットたちのニュース

【地震・津波ナビ:ペットを守る 日ごろのしつけ大切に /北海道 】
毎日jp(毎日新聞):2011年4月13日
http://mainichi.jp/hokkaido/shakai/news/20110413ddlk01040185000c.html

【放射線量検査スクリーニングの基礎知識 / 浪江町取材の記者は1.5kcpm 福島
県 】
ロケットニュース24(β):2011年4月12日
http://rocketnews24.com/?p=87209

【被災者のペットを保護 神奈川県横浜市】
タウンニュース:2011年4月14日号
http://www.townnews.co.jp/0105/2011/04/14/101767.html

【福島第1原発:20キロ圏、ペットにも命 保護活動活発化 】
毎日jp(毎日新聞):2011年4月14日
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20110414k0000e040050000c.html

【ペットも被災、離ればなれに「必ず届け出て」 仙台市 】
MSN産経ニュース:2011.4.14
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110414/dst11041408340028-n1.htm

【被災地のペット、助けよう 京都】
MSN産経ニュース:2011.4.14
http://sankei.jp.msn.com/region/news/110414/kyt11041402390004-n1.htm

【県など保護の犬や猫は57匹 HPで情報公開 岩手県】
(ア)岩手日報:(2011/04/15)
http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20110415_9
(イ)47NEWS(よんななニュース):2011/04/14
http://www.47news.jp/CN/201104/CN2011041401000815.html

【追いすがる犬、満開の桜 原発から3キロの双葉町入り 福島県 】
47NEWS(よんななニュース):2011/04/15
http://www.47news.jp/47topics/e/205232.php

【ペットと震災乗り越える 市川市「一家」受け入れ避難所 千葉 】
東京新聞:2011年4月16日
http://www.tokyo-np.co.jp/article/chiba/20110416/CK2011041602000057.html

【被災ペット 保護の輪  NPO法人が奔走 埼玉】
YOMIURI ONLINE(読売新聞):(2011年4月16日)
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/saitama/news/20110415-OYT8T01152.htm

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原発避難区域の畜産動物たちニュース

原発避難区域の家畜に関する報道です。

【牛3千頭・豚3万匹、原発20キロ圏に…餓死か】
YOMIURI ONLINE(読売新聞):(2011年4月19日)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110419-OYT1T00662.htm?from=top

【福島第1原発事故 計画避難区域の肉・乳用牛、県がスクリーニング検討】
毎日jp(毎日新聞):2011年4月19日
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20110419ddm041040067000c.html

【計画的避難区域、牛も集団避難へ 農水省、全国に打診】
asahi.com(朝日新聞社):
2011年4月19日15時32分
http://www.asahi.com/national/update/0419/TKY201104190256.html

【ブランド「飯舘牛」危機 計画避難で肥育困難、風評被害で価格下落】
毎日jp(毎日新聞):2011年4月19日
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20110419ddm041040062000c.html

◎MSN産経フォト:
【東日本大震災】No.57 取り残されたペットたち(英文)
原発から20キロ圏内、「花子」は救出されたが・・:
2011.04.18
http://photo.sankei.jp.msn.com/essay/data/2011/04/0418inside20/

◎WSJ:
【ASIA TODAY】福島第1原発、20キロ圏内で見たもの=WSJ記者(英分):
http://jp.wsj.com/japanrealtime/2011/04/19/%E3%80%90asia-today%E3%80%91%E7%A6%8F%E5%B3%B6%E7%AC%AC1%E5%8E%9F%E7%99%BA%E3%80%8120%E3%82%AD%E3%83%AD%E5%9C%8F%E5%86%85%E3%81%A7%E8%A6%8B%E3%81%9F%E3%82%82%E3%81%AE%EF%BC%9Dwsj%E8%A8%98%E8%80%85/

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「やせた犬、ノイローゼの馬......」震災1カ月 
 原発5km圏内で見た被災動物の悲劇】
日刊サイゾー:
http://www.cyzo.com/2011/04/post_7070.html

計画的避難区域指定(その1) 牛、置いて行けぬ
毎日jp(毎日新聞):2011年4月12日
http://mainichi.jp/select/weathernews/news/20110412ddm041040056000c.html

計画的避難区域指定(その2止) 住民ストレス重く
毎日jp(毎日新聞):2011年4月12日
http://mainichi.jp/select/weathernews/news/20110412ddm041040061000c.html
<英訳>
http://mdn.mainichi.jp/mdnnews/national/archive/news/2011/04/12/20110412p2a00m0na009000c.html

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映像:福島原発避難区域の動物たち

この4月5日、6日における福島第一原発避難地域の動物たちの現状の映像が、YouTubeにアップされました。

福島原発避難区域の動物たち(4月5日時点)
http://www.youtube.com/watch?v=l5hLZuaW_Tg&feature=mfu_in_order&list=UL

福島原発避難区域の動物たち(4月6日時点)
http://www.youtube.com/watch?v=07b1uha8NDI&feature=mfu_in_order&list=UL

<投稿者のコメント>
福島原発避難区域(特に20km圏内)に取り残された動物たち
(特に家畜)は飢えと渇きに苦しみ、衰弱・餓死に至っている
現状があります。
世論が高まらなければ、行政も対応せずにそのまま放置状態に
なってしまいます。
皆さまの力が必要です。抗議電話ではなく、具体的にどうして
ほしいのかを文書として国や県に要望して下さい。
この映像を通して、現地で取り残されている動物たちが一日でも
早く苦しみから解放されることを願います。

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被災ペットの消息情報サービス

日本マイクロソフトとグーグルジャパンが、それぞれ被災ペットの消息情報を
提供するサービスを開始したそうです。

【被災ペットと飼い主の架け橋に 「MSNペットサーチ」スタート】
MSN産経ニュース:2011.4.14 14:03
http://sankei.jp.msn.com/life/news/110414/trd11041414040014-n1.htm

日本マイクロソフト プレスリリース:2011 年 4 月 14 日
http://www.microsoft.com/japan/presspass/detail.aspx?newsid=3986

【記事本文】
(ア)MSN産経ニュース:
日本マイクロソフトが運営するポータルサイト「MSN」は14日、東日本大震災
でペットと離ればなれになった飼い主や、被災地で保護されながら元の飼い主
が見つからないペットを支援する「MSNペットサーチ」の運用を開始した。

MSNペットサーチには、動物保護関連団体が被災地で保護した
ペットの画像、保護された場所、大きさや特徴などが犬・猫別に掲載され、
飼い主はメールを送ればペットを保護している団体と連絡を取ることができる。
また、飼い主が現れなかったり、ペットを以前のように飼育することが
できない場合は、各団体が新しい飼い主を募集する。飼い主になることを
希望する人は、サイトから各団体に問い合わせることができる。

◎Google Animal Finder: 2011 東日本大震災:
http://japan.animal-finder.appspot.com/

【アニマルファインダーの提供を開始します】
Google Japan Blog:
http://googlejapan.blogspot.com/2011/04/blog-post_14.html
2011 年 4 月 14 日

消息情報を確認するためのツールとして活用いただきました
パーソンファインダーですが、この度、その技術を活用し、ペットの消息情報
を登録・検索できる「アニマルファインダー」の提供を開始します。
リクエストをお寄せいただいた多くの皆さま、お待たせいたしました。

使い方はパーソンファインダーと大きく変わりませんが、写真などを
掲載していただく必要がありますので、予めご了承ください。
同サービスへは、災害情報特設サイト(http://goo.gl/saigai
のリンクからアクセスしてください。情報をお持ちの方はお寄せください。
暖かいご支援をどうぞよろしくお願いいたします。

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迷い犬や徘徊犬 飼い主の連絡先ひと目で

4月4日~8日まで、千葉県館山市の狂犬病予防集合注射の会場で、
ALIVE特製迷子札ホルダーが配布されたことを報じる記事です。

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迷い犬や徘徊犬 飼い主の連絡先ひと目で 館山
首輪に装着のホルダー配布
http://www.bonichi.com/News/item.htm?iid=5235
房日新聞 2011年4月13日

首輪に装着のホルダー配布
愛犬の首輪に連絡先などを簡単に装着できるホルダーが、館山市の狂犬
病予防集合接種会場で配られた。飼い主不明の迷子・徘徊犬を減らし、
殺処分ゼロを目指す全国規模の「迷子の犬を家に帰そう」プロジェクト。
県内では初めての配布で、ワンタッチの簡単装着で好評だった。

犬の飼い主には狂犬病予防法で、市区町村への飼い犬登録や狂犬病予防
接種の際に交付される鑑札、注射済票を、飼い犬の首輪に付けることを
義務付けている。

しかし、金属性のリングを使った鑑札などは、装着に手間がかかること
などを理由に、守られていないのが現状。その結果、行政に捕獲や収容
された犬の多くが、首輪で飼い犬と分かりながら、飼い主不明で殺処分
されている。

同プロジェクトを始めた動物愛護団体「地球生物会議」によると、2009
年度に全国の保健所などが収容した犬の数は約7・2万頭。飼い主のもと
に帰れたのは、わずか1・6万頭で、残りの5・6万頭が悲しい運命を
たどったという。

そこで、簡単に取り付けることが可能な連絡先ホルダーを普及していこうと、
動物愛護団体やボランティアが、自治体が実施する集合接種会場などに合わ
せて配布している。

(略)

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計画的避難区域の牛を移動へ

とりあえず、計画的避難区域の牛については移動させる方針となりました。

計画的避難区域の牛を移動へ
http://www.nhk.or.jp/lnews/fukushima/6055327571.html
NHK福島放送局 2011年04月15日 17時46分

東京電力の福島第一原子力発電所の事故を受けて、福島県は、政府が
1か月をめどに住民に避難するよう求める「計画的避難区域」で飼育
されている牛について、区域外にある牧場に移動させる方針を決めました。
今回の原発事故を受けて、「計画的避難区域」とされた地域では、
住民の避難とともに、肉用牛や乳用牛などの家畜をどのように移動させ
るかが大きな課題になっています。
福島県は、これらの地域で飼育されている肉用牛や乳用牛について、
「住民とともに速やかに移動させる必要がある」として、区域外にある
県内や県外の牧場に移動させる方針を決めました。
福島県によりますと、移動の対象となる牛は、飯舘村のおよそ3000頭
をはじめ、合わせて1万頭を上回る見通しだということです。福島県では、
これらの牛を県内におよそ10ある公営の牧場のほか、畜産の牛を受け
入れる考えを示している栃木県の牧場などに移動させたいとしています。
福島県は今後、生産者団体などと協議して、時期や移動先などの調整を
進めることにしています。

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福島原発避難地域の畜産動物に関する要望

避難地域に置き去りにされている家畜、及び今後避難対象となる地域の家畜に関して、以下の要望をいたします。皆さまも、責任機関にお願いの声をお寄せください。

福島原発避難地域の畜産動物に関する要望(写真付き)
http://www.alive-net.net/animalfactory/apeal/youbou20110414.htm

2011年4月14日

農林水産大臣 鹿野道彦 様
各国会議員 様


福島原発避難地域の畜産動物に関する要望

防災基本計画には、「災害時における動物の管理(衛生を含む。)及び飼料の需給計画に関する事項」が定められています。これに基づき、家畜の保護管理に関して早急に取り組んでいただきたくお願いいたします。

福島第1原発の半径20km圏内の避難地区では乳用牛870頭、肉用牛2500頭、豚3万頭、鶏63万羽が飼育され、30km圏内全体では、鶏190万羽、肉用牛1万2000頭(繁殖牛中心)、豚3万9000頭が飼育されているとのことです。(宮崎大学HPより)

当該地域において避難指示があった当初は、これほど長引くことは予想されず、
多くの方々が牛をはじめとする畜産動物を残してきました。
避難が長引くにつれ、動物への給餌給水のために一時帰宅する方もいますが、
それができない場合には舎外に放されたものもおり、牛が道路や田畑を
さまよったり死んだりしているのが見受けられます。
つながれたり小屋に閉じ込められたりしている家畜には、餌も水もなく、すでに
衰弱・餓死が始まっています。

近く避難命令が出されれば一切立ち入りができなくなりますが、このままこれら
の動物を放置した場合、死体の腐敗による感染症の発生等公衆衛生上の問題や、
野生動物の食餌となることによる生態系への悪影響などが懸念されます。
また、30km圏外で新たに指定された「計画的避難区域」には多くの和牛農家がおり、
これらの牛を避難させる措置等も大きな課題となっています。

いずれしても早急な対策が必要ですので、以下の要望に関して、関係機関にいて
速やかに対処、指示等がなされるようお願いいたします。


1 実態把握

  農林水産省では、県あるいは各市町村等に保管されている畜産農家の名簿等から、牛・馬・豚・鶏などの飼養場所を割り出し、現在残されている畜産動物がどのような状態にあるか、速やかに実態を把握していただくようお願いいたします。

2 給餌給水
  閉じこめられている動物の中に削痩状態で生きながらえている家畜が確認されています。生存個体については、自衛隊等によって緊急的に給水給餌をしていただき、可能な限り以下の3~6の措置を進めていただきたく存じます。

3 家畜の避難
  健康な個体については、公共牧場、放牧施設等に一時的に家畜を預託できないかを照会し、速やかに避難させるべき措置をお願いいたします。

4 家畜の譲渡
  畜産農家がもはや動物を飼育できない状態である場合には、譲渡先の農家、企業等を募って譲渡できるよう、仲介機関を設けるなど、畜産関係機関や自治体、NGO等に協力要請をしていただきたく存じます。

5 安楽死
  瀕死状態、高濃度の放射線被ばく、飼い主の飼育放棄等のやむをえない場合には、法的手続きの元、獣医師による安楽死措置をお願いします。

6 死体の埋却
  家畜の死体は、腐敗による病原菌の発生、野生動物が食することによる生態系への悪影響等を阻止するために、場所を指定して速やかに撤去・埋却するよう、自衛隊等に要請して頂くようお願い申し上げます。

7 専従担当者の臨時雇用
  このような対策には、家畜管理に詳しい専従の担当者を要します。各自治体において、専従のスタッフを期限付きで雇用して、各自治体の必要とする地域に派遣する必要があります。

特定非営利活動法人地球生物会議 ALIVE
財団法人神奈川県動物愛護協会
被災動物保護調査団

※宮城県(多賀城市、七ヶ浜庁、女川町を除く)における地震・津波による
畜産動物(乳牛、肉用牛、豚、採卵鶏、ブロイラー)の死亡数:1,186,926頭(羽) 
死因は、水死・餓死(宮城県のHPより 2011年4月14日現在)

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原発避難地域に残された家畜関連ニュース

原発避難地域に残された家畜に関するニュースです。

【今こそ武者魂で 「相馬野馬追」に開催危機 福島県相馬地方】
毎日jp(毎日新聞):2011年4月8日
http://mainichi.jp/select/weathernews/20110311/news/20110408k0000e040086000c.html

【福島の被災の馬 日高町が受け入れ 2牧場に100頭分 北海道日高町】
北海道新聞:(2011/04/06)
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/topic/283836.html

【飼料不足助けたい 被災地に牧草ロール 北海道足寄町】
十勝毎日新聞:2011年04月08日
http://www.tokachi.co.jp/news/201104/20110408-0008708.php

【放射能漏れ】牛や犬と涙の別れ 福島・浪江「2次避難」】
MSN産経ニュース:2011.4.10
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110410/dst11041001110003-n1.htm

【【原発10キロ圏内取材】見捨てられ鳴き叫ぶ牛たちの悲しき末路】
ロケットニュース24(β):2011年4月11日
http://rocketnews24.com/?p=87005

【原発30キロ圏内の荒涼とした光景 犬が野犬化、道路を牛が集団横断】
J-CASTニュース:2011/4/ 8
http://www.j-cast.com/2011/04/08092614.html?p=all

【【原発10キロ圏内取材】消えた飼い主を探してさまよう犬たち
/ クサリが取れず餓死も】
ロケットニュース24(β):2011年4月11日
http://rocketnews24.com/?p=87195

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ペット同伴避難の関連ニュース

ペット同伴避難についての関連ニュースです。

【大震災 被災ペット受け入れ 佐賀県武雄市】
西日本新聞:2011年4月7日
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/235713
<参考>
◎武雄市:
被災ドッグ(東日本大震災)受け入れ状況:
http://www.city.takeo.lg.jp/info/2011/04/post-625.html
 →武雄被災ドッグ(ペット)受け入れ構想」を発表しました。 :
  http://www.city.takeo.lg.jp/gabai_news/2011/04/post-412.html

【避難はペット同伴で 県など支援「飼い主の支えに」 新潟】
MSN産経ニュース:2011.4.7 02:22
http://www.sankei.jp.msn.com/region/news/110407/ngt11040702220000-n1.htm

【ペット物資を被災地に 動物愛護団体、9日に松江で募集 /島根】
毎日jp(毎日新聞):2011年4月7日
http://mainichi.jp/area/shimane/news/20110407ddlk32040630000c.html

【愛犬と涙の別れ 仮設住宅入居で 岩手県釜石市】
岩手日報:(2011/04/08)
http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20110408_P

【仮設住宅にペット受け入れて 精神的ケア効果も】
IBTimes:2011年4月7日
http://jp.ibtimes.com/articles/17196/20110406/1302091200.htm

【ペットは心の癒やし 「大事な家族」車内で寝泊まりも 岩手県 】
東京新聞:2011年4月8日
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2011040802000181.html

【避難者のペット、獣医がお預かり 川崎の動物病院 神奈川県】
asahi.com:2011年4月8日
http://mytown.asahi.com/areanews/kanagawa/TKY201104070557.html

【被災地のペット引き受けます=巡回診察もスタート-岩手 】
時事ドットコム:(2011/04/09)
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2011040900051

【放射性物質、ペットは大丈夫? 感受性はヒトと同じ】
MSN産経ニュース:2011.4.7
http://sankei.jp.msn.com/life/news/110407/trd11040718230016-n1.htm

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原発避難地域の飼育動物に関する要望

2011年3月11日の大震災・原発事故から1カ月が経ちましたが、原発の損壊事故
は一向に収まりを見せず、周辺地域での放射能汚染は続いたままです。
 本日の報道発表では、政府はこれまでの避難指示地域を立入禁止とし、
さらに20キロ圏外でも汚染のひどい地域に避難指示を拡大するとのことです。
 本日付で、避難地域に置き去りにされている飼育動物に関して、関係機関に
以下の要望をしています。皆さまも、各機関にお願いの声をお届けください。

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福島原発避難地域の飼育動物に関する要望(写真付き)
http://www.alive-net.net/companion-animal/saigai/youbou20110411.htm
2011年4月11日

内閣府政策統括・防災担当 御中
農林水産省地震災害対策本部 御中
環境省動物愛護管理室 御中
緊急災害時動物救援本部 御中
各国会議員 様

  防災基本計画には、「災害時における動物の管理(衛生を含む)及び飼料の
需給計画に関する事項」が定められています。福島原発の周辺地域において
避難指示が出たときに、当初長引くことは予想されず、多くの方々が犬や猫等の
ペットや、牛をはじめとする畜産動物を残してきました。
避難が長引くにつれ、動物への給餌給水のために一時帰宅する方もいますが、
それができない場合はすでに犬が野犬化したり、家畜が餓死するなどが起こって
います。
 近く避難命令が出される場合、これらの動物をどうするかがさらに大きな問題と
なります。
 また、ペットを連れて避難できた方でも避難所等でペット同伴が困難となって
いる場合があります。いずれのケースにおいても早急な対策が必要ですので、
以下の要望に関して、関係機関におかれましては、ぜひ速やかに対処、指示等を
お願いいたします。

1.現地に放置されたペット問題 

 原発からの避難にあたって、ペットを残してきた場合には飼い主が長期間
帰宅することができないため、つながれたものは餓死し、放されたものは
わずかな餌を求めて放浪しています。餌にありつくことができず、痩せ細って
健康状態が非常に悪化している個体も多く見受けられています。
また、多くが不妊去勢をしていないため、今後繁殖して野良犬猫が増えていく
可能性が高く、公衆衛生上の問題も生じます。

<要望> 
  放浪犬をはじめとする放置ペットの保護

 国の防災担当部署から避難地域の自治体に対して、飼い主が餌を与えに
現地に通っていた場合は、今後はペットを避難先に連れていくように、また、
どうしても連れていけない場合には、地元の動物行政あるいは動物救援本部
等に相談するよう、指示をお願いします。飼い主が不明で放浪している犬等につ
いては、警察、消防、自衛隊等が巡回する場合に、可能であれば給餌給水を
施すよう指示していただきたく存じます。
その場合に、有志の獣医師や動物保護団体等が同行し、自己責任で捕獲・
保護することを認めていただきたく存じます
(飼育動物は人の財産であるため、保護した地点、近隣の状況、個体情報の
公示を義務付けるという条件のもと)。

2.現地に放置された畜産動物問題 

  福島原発避難地域には、和牛生産農家をはじめ、多くの畜産農家が存在
しています。一部の牛等は、飼い主である農家の方々の手によって放され、
生きながらえていますが、つながれたり小屋に閉じ込められたりしている畜産
動物たちは、餌も水もなく衰弱死しつつあります。

<要望>
 放置された畜産動物の実態把握と給水給餌

 農林水産省では、県あるいは各市町村等に保管されている畜産農家の名簿
等から、牛・馬・豚・鶏などの飼養場所を割り出し、現在残されている畜産動物
がどのような状態にあるか、速やかに実態を把握していただくようお願いいた
します。
閉じこめられている動物のなかでも、鶏や牛については、まだ生存している個体
が確認されています(4月6日時点)。
生存個体については、給水給餌のために畜産農家あるいは獣医師や動物保護
団体等が立ち入りすることを認めていただきたく存じます。
また、速やかに家畜の預託先を紹介していただくようお願いいたします。

3.避難所におけるペット問題 

  避難所によっては、ペット同伴が認められないため、飼い主は車の中で
過ごしたり、ペット可の避難所を求めて転々としたりしています。また、公営
住宅に入所の際には、ペット同伴を禁止している自治体が多く、やむなく手放
すことを強いられたりしています。仮設住宅においても、ペット同伴が許されるか
どうか定かではありません。

<要望>
 避難所でのペットの実態把握とサポート

 避難所の数が多く各地に分散しているため、ペットの状況把握が困難です。
環境省では、避難先になっている都道府県及び市町村の担当者に対して、各地
の避難所で責任者が同伴ペットに関する聞き取り調査をするように求めていた
だきたく存じます。
 被災動物が必要としているものが判明すれば、とりまとめをして緊急災害時
動物救援本部に物資の要請を行い、本部はこれを速やかに手配するよう
お願いいたします。
また、避難所及び仮設住宅等でのペット同伴を認めるよう各自治体に求めて
いただくようお願いいたします。

4.マンパワーの絶対的な不足 

 避難地域においては、震災の被災地とも重なっていたり、行政の担当者
自身も被災しているケースがあります。また、
人命優先の施策により、動物対策については遅れが生じています。
対策を講じるにあたって、マンパワーやネットワークが絶対的に不足しています。

<要望>
 専従担当者の臨時雇用の必要性

 このような対策には、動物の愛護および管理に詳しい専従の担当者を要します。
緊急災害時動物救援本部では、専従のスタッフを期限付きで雇用して、各県の
救援本部及び必要としている地域に派遣する必要があります。
その費用については、義援金をあてるべきです。物資はすでに相当集まって
いますので、今後は人材に資金を投入してください。

特定非営利活動法人地球生物会議ALIVE
財団法人神奈川県動物愛護協会
被災動物保護調査団

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原発の危険な状況について

福島原発の大事故は、一向に収束の見込みがないようです。
原発事故の危険性を市民に向けて語ってきた、京大原子炉実験所の
小出裕章氏が関西のラジオで話されていることを聞くことができるサイトがあります。
http://www.youtube.com/user/nyugankenshin

ラジオを書き起こした文章も以下のサイトにあります。
http://www.asyura2.com/11/genpatu8/msg/632.html

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これまで原発の科学技術開発のために莫大な税金が投じられてきましたが、
その負の側面を小出氏のように市民(納税者)に説明する研究者はほとんど
いませんでした。
毎日新聞の記事の以下の記事は、原子力研究者の視野の狭さが引き起こした
災厄を指摘したものですが、これは原子力だけに限りません。
動物実験をはじめとする生命科学の分野でも同じ事が言えるでしょう。

特集ワイド:東日本大震災 福島第1原発事故 
「原子力村」というところ -
毎日新聞 2011年4月7日 東京夕刊
  http://mainichi.jp/select/weathernews/news/20110407dde012040011000c.html
◇学者集落は200~300人 「危ない」言えない雰囲気 
規制値3000倍でも「安全」

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避難所におけるペット報道

新潟県は、最も多くの被災者を受け入れている自治体ですが、ペットについても
優しい対応をしています。
地元の団体、NDNもボランティアで支援活動を行っています。
http://ndn2001.com/ndn/animal-support/index.html

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新潟 避難所にペットスペース
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110403/t10015075631000.html
NHKニュース 2011年4月3日 16時58分   

震災のあと、福島県などから多くの人たちが避難してきている新潟県内の
避難所の一部には、ペットと飼い主が安心して避難生活を送れるよう、
専用のスペースが設けられています。

およそ250人が避難生活を続けている、新潟市西区の「西総合スポーツ
センター」では、屋内ゲートボール場をペット専用のスペースとして開放し、
飼い主が連れてきた犬7匹、猫9匹が避難しています。
このスペースには、ペットフードなどの支援物資が用意されているほか、
地元の獣医師が定期的に訪れて、ペットの健康相談に応じています。

7年前の新潟県中越地震の際、ペットを避難所に連れて行くと迷惑になると
して、狭い車の中でペットと一緒に寝泊まりしていた被災者が「エコノミー
クラス症候群」を発症したケースがありました。新潟県はこうした経験を踏まえ、
県獣医師会などと「動物救済本部」を作り、ペットを連れた避難者の支援に
取り組んでいます。

(略)。

動画ニュース:◎YouTube:
東日本大震災被災ペット その1
【ペットと暮らしたい被災者の苦悩】:
http://www.youtube.com/watch?v=Bx5li-AA5ec

【ペット同伴、割れる対応 仮設住宅で自治体】
岩手日報:(2011/04/04)
http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20110404_9

【仮設住宅のペット、陸前高田も容認へ 岩手県陸前高田市】
岩手日報:(2011/04/05)
http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20110405_12

【被災ペット:特設ケージや乾燥室を開放 群馬・みなかみ町】
MSN産経ニュース:2011.4.6 02:16
http://sankei.jp.msn.com/region/news/110406/gnm11040602160003-n1.htm

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千葉県の災害時動物救護活動

福島原発からの避難者及び避難者同伴動物の受け入れについての
千葉県の取り組みです。

【千葉県:災害時における動物救護活動】
http://www.pref.chiba.lg.jp/eishi/pet/doubutsu/animal-rescue.html

<災害時動物救護活動マニュアル>
千葉県では、平成21年3月に災害時動物救護活動マニュアルを作成しました。
災害時動物救護活動マニュアル(平成22年2月改正版)
http://www.pref.chiba.lg.jp/eishi/pet/doubutsu/documents/rescue-manual220222.pdf

<平成23年東北地方太平洋沖地震に係る
千葉県動物救護本部及び千葉県動物救護センターの設置について>

◎千葉県動物救護本部
設置場所:(社)千葉県獣医師会館内(千葉市中央区都町463-3)
本部長:(社)千葉県獣医師会長
  千葉県獣医師会サイトへのリンク(http://www.cpvma.com/

◎千葉県動物救護センター
設置場所:千葉県動物愛護センター内(富里市御料709-1)
所長:千葉県動物愛護センター所長

<岩手県、宮城県、福島県から県内へ避難された方へ>

現在、動物救護本部の活動は、東北地方太平洋沖地震及び原発事故により、
岩手県、宮城県、福島県から県内の一時避難者受け入れ施設へ避難した方の
飼育動物についても救護対象とし、下記のとおり支援しています。

  記

(1)被災動物の支援のための物資の提供
 支援物資:ペットフード、ペットシーツ、リード、ケージ等
  ※リード、ケージについては、後日、返送していただきます。
(2)被災動物に対する支援
 動物の飼育・健康相談等を電話で受付けます。
 無料診療についての条件等は電話でお問い合わせください。
(3)被災動物の一時預かり等
 一時預かりは、千葉県動物愛護ボランティアによるもので、 ボランティアの
 受け入れ条件と合致したものについて紹介 します。

このページに関するお問い合わせ
所属課室:健康福祉部衛生指導課生活衛生推進室
電話:043-223-2642 ファクス:043-227-2713

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仮設住宅にペットの受け入れを

避難所や仮設住宅では、ペット同伴が難しい場所もあり、問題となっています。
また、自治体の公営住宅ではもともとペット飼育が禁止されているところが多く、
ようやく被災者に提供された住宅に入れない人も出ています。
各自治体への働きかけが必要です。
その場合、国の「防災基本計画」や環境省の「動物愛護管理基本指針」に明記
されていることが根拠となります。
http://www.alive-net.net/companion-animal/saigai/taisaku.htm

内閣府【防災基本計画】
第2章 災害応急対策に関する事項
10  災害時における動物の管理(衛生を含む。)及び飼料
 の需給計画に関する事項
  被災した飼養動物の保護収容,
  避難所等における飼養動物の適正な飼養,
  危険動物の逸走対策,
  動物伝染病予防上必要な措置,
  並びに飼料の調達及び配分の方法

-------------------------------

【緊急災害時動物救援本部:仮設住宅にペットの受入を!】
緊急災害時動物救援本部:
仮設住宅にペットの受入を!:
http://www.jpc.or.jp/saigai/pc_kasetu.html

緊急災害時動物救援本部は、仮設住宅でのペットの受入を強く訴えています。

(略)対策として、以下の方法を提案いたします。

1)居住区を「動物が苦手な方用」「嫌いではないけど飼育していない方用」
「飼育している方用」の3つの区画に分ける。
動物が苦手な方と動物の間に距離を設けます。

2)飼育に関するルールを作る
室内飼育やペットの飼育スペースを別に用意するなど、飼育に関してのルール
を作ります。
また、飼い主同士で敷地内の清掃や近隣への迷惑防止などの自治をお願いします。
 仮設住宅ごとに飼育のルールを決める方法は、新潟中越大震災や新潟中越沖
地震においても採用され、仮設住宅内での人と動物の住み分けがうまく行った、
という前例もあります。

 被災地の自治体におかれましては、動物愛護の観点からのみではなく、飼い主の
生活支援の観点からも、ぜひ仮設住宅でペットを受け入れていただきますよう、
強くお願いいたします。

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横浜市動物愛護センター条例

横浜市には長らく動物愛護センターがなく、犬は旧来の抑留所タイプの
「畜犬センター」で処分(譲渡及び殺処分)されていました。
また、猫については施設がないため、動物病院に持込み致死処分を依頼する
という方式でした。

しかしこの平成23年度より、横浜市動物愛護センターが完成し開所の運びと
なるため、旧来の方式が大幅に変更されることとなります。
その根拠として横浜市条例及び条例の施行規則が制定されました。

横浜市保健所サイトページ
http://www.city.yokohama.jp/me/kenkou/hokenjo/ )の
緊急情報欄に平成23年04月1日付けで、
・「横浜市動物愛護センター条例施行規則の制定」
・「横浜市動物愛護条例施行規則の一部改正」
の両者に関する意見公募結果がアップされています。

・「横浜市動物愛護センター条例施行規則の制定」:
http://www.city.yokohama.jp/me/kenkou/hokenjo/genre/doubutsu/a-dcenter.html
 →結果概要[PDF]: http://www.city.yokohama.jp/me/kenkou/hokenjo/genre/doubutsu/a-dcenter-gaiyo.pdf
 →動物愛護センター条例施行規則[PDF]:
http://www.city.yokohama.jp/me/kenkou/hokenjo/genre/doubutsu/a-dcenter-kisoku.pdf

・「横浜市動物愛護条例施行規則の一部改正」:
http://www.city.yokohama.jp/me/kenkou/hokenjo/genre/doubutsu/a-douaikanri.html
 →結果概要[PDF]: http://www.city.yokohama.jp/me/kenkou/hokenjo/genre/doubutsu/a-douaikanri-gaiyo.pdf
 →横浜市動物の愛護及び管理に関する条例施行規則(改正後)[PDF]:
  http://www.city.yokohama.jp/me/kenkou/hokenjo/genre/doubutsu/a-douaikanri-kisoku.pdf
 →新旧対照表[PDF]: http://www.city.yokohama.jp/me/kenkou/hokenjo/genre/doubutsu/a-douaikanri-sinkyu.pdf

◎横浜市保健所:
動物愛護センター:
http://www.city.yokohama.jp/me/kenkou/hokenjo/genre/douai/

◎災害時のペット対策:
http://www.city.yokohama.jp/me/kenkou/hokenjo/genre/doubutsu/saigaiji.html
 →http://www.city.yokohama.jp/me/kenkou/hokenjo/genre/doubutsu/pdf/saigaiji.pdf

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環境省の被災動物救援活動ほか

環境省の「平成23年東北地方太平洋沖地震への対応について」(4/1)
http://www.env.go.jp/jishin/index.html )に、
4月1日現在の被災ペット対策の情報が掲載されています

◎被災ペット対策の状況
http://www.env.go.jp/jishin/pet.html

【被災ペット】
(3月28日以降の活動)
・日本愛玩動物協会の仲介により、福島原発周辺の被災者同伴のペットに
ついて、首都圏のある市において受入れを開始。
(3月28日)

・ペットフード協会加盟の88社のうち37社より、総計約293トン(犬用 170トン、
猫用121トン、ウサギ用2トン)のペットフードの支援の申し出があった。
このうち、計10トンのペットフードは福島県、宮城県、山形県に発送し現地到着済み。
計70トンを宮城県、岩手県、福島県、茨城県、新潟県へ発送手配済み。
残り約213トンは提供の準備中。(3月29日)。

・緊急災害時動物救援本部第2回臨時会議に出席し、現状と今後の取組の方向性
について関係団体と情報共有を図った。(3月30日)

・環境省において、動物用ケージ1,777個、テント24張を購入し、4月中に被災自治体
に配付すべく準備中(3月31日)

・環境省において、平成23年度本予算で、被災地等における仮設の動物収容施設
設置に関する支援について検討中。(3月31日)

・環境省動物愛護管理室より職員1名を緊急災害時動物救援本部に派遣(4月1日)

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【危険動物】
・関係自治体に対して、動物園、ペットショップ等から危険動物の逸走事案等に
係る情報提供を要請(3月11日18:30)。危険な動物の逸走の報告はなし 
(3月15日10:00)。
・(社)日本動物園水族館協会からの聞き取り(3月13日16:00)によると、同協会
所属の動物園・水族館においては「危険な動物の逸走はなし」とのこと(3月14日17:00)。
・(社)日本動物園水族館協会所属の動物園・水族館以外の主な4つの動物園に
個別に確認したところ「大きな建物被害なし、逸走動物なし」との情報(3月13日16:00)。

---------------------
環境省の基本的対応方針
◎「東北地方太平洋沖地震における環境省の基本的対応方針
について」(平成23年3月16日付)(PDF:69KB):
http://www.env.go.jp/jishin/kihon-hoshin.pdf
「4.被災地においても人とペットとが良好な関係で暮らしていくことができるよう、
被災ペットに対するケアが適切に行われるための必要な支援を行う。」

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緊急災害時動物救援本部への義捐金集計額の公表
(3月31日付)
http://www.jpc.or.jp/saigai/pc_gienkin.html
義援金をお寄せいただき、ありがとうございます。
お預かりしております義援金の額は、136,360,537円です 。
(平成23年3月31日現在)。
この義援金は、被災地の動物行政など対策本部が取り組む動物救援活動に
活用しております。

今回の地震被害は広範囲にひろがるため、規模が大きく、長期化は必至です。
皆様よりの引き続きのご支援をお願い申し上げます。

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ALIVE勉強会のお知らせ

以下のテーマで勉強会を開催します。

◆テーマ:動物愛護管理法の改正について報告と提案
      災害時の動物救援対策ノウハウ

◆4月2日(土)13:30~16:30
◆場所:文京区民センター3階C会議室
 地下鉄三田線春日駅上の建物。後楽園駅からは徒歩3分。
  (文京シビックセンターとは別の建物です。)
◆申込み:資料の作成数把握のため、必ず事前にALIVE事務局までお申込みください。
◆参加費:300円

※3月初めのご案内では、動物愛護管理法の検討の中間取りまとめが3月
いっぱいで終わり、その後パブリックコメントが行われる予定とお知らせして
いましたが、3月11日に発生した大災害により、会議がすべて延期となっています。
そのため、勉強会では2月までの議論のご報告となります。

今回は、別途、緊急災害時の動物救援対策についての情報提供もする予定で
おります。
関心のある皆様のご参加をお待ちしています。

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被災動物救援活動ニュース(2011.4.1)

現在、動物同伴の被災者が、避難所や仮設住宅、あるいは公営住宅などで
動物を飼育することが難しくなっている問題が各地で起こっています。

そうした中、環境省が
・動物愛護センターなどでペットを保護している自治体が仮設プレハブなどの
一時保護施設などを整備する際に 費用の半額を財政支援する
・避難所の周辺にもペットの居場所をつくるため、テント24張りと動物用
ケージ1777個を購入、希望自治体に配布する予定と打ち出したのは、
ともかくも一歩前進です。

【被災ペットの保護を支援 環境省、施設整備に補助】
47NEWS(よんななニュース):2011/03/31 22:53
http://www.47news.jp/CN/201103/CN2011033101001285.html

◎被災ペット対策の状況(平成23年3月28日)
http://www.env.go.jp/jishin/pet.html

【「動物救援本部」を立ち上げ 愛護団体などが活動本格化】
47NEWS(よんななニュース):2011/03/31
http://www.47news.jp/CN/201103/CN2011033101000741.html

【被災ペットの里親になって 募集団体発足 盛岡市】
岩手日報:(2011.3.31)
http://www.iwate-np.co.jp/hisaichi/h201103/h1103315.html

【再移転でペット不安「こんな時こそ一緒に」】
埼玉新聞:2011年3月30日
http://www.saitama-np.co.jp/news03/30/01.html

【被災したペットたちは今】
Woman.excite ライフプランニング:2011年03月31日
http://woman.excite.co.jp/lifeplanning/news/rid_28529/

【原発避難で野良犬化=かまれた住民も-福島】
時事ドットコム:(2011/03/31)
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2011033100655

【さまよう被災ペットたち 岩手・宮古の施設「もう限界」】
中日新聞:2011年3月31日
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2011033190153514.html

【ペット、家畜、泥棒も心配…避難地域に一時帰宅者続々 福島県 】
ZAKZAK:2011.03.31
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20110331/dms1103311222006-n1.htm

【倒れた牛、置き去りの犬… 原発20キロ圏ルポ 福島県】
中国新聞:2011/3/31
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp201103310196.html

【避難所や仮設住宅がペット禁止…飼い主はどうする?】
J-CASTニュース:2011/3/31 18:36
http://www.j-cast.com/2011/03/31091842.html

【被災したペット救援へ、臨床獣医師会が募金/和歌山】
わかやま新報:2011年03月31日
http://www.wakayamashimpo.co.jp/news/11/03/110331_10179.html

避難所での動物との過ごし方~「緊急災害時動物救援本部」】
ペットプレス|PetPress.jp:2011/3/30
http://www.petpress.jp/news/detail_2178.html

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動物福祉を柱とした条例:茨城・牛久市

災害情報に埋もれていましたが、牛久市の新条例が可決されました。

動物福祉を柱とした条例 災害時にも言及、茨城・牛久市
http://www.47news.jp/localnews/furusato/2011/03/22182102.php
47News 2011/03/22 18:21 【47行政ジャーナル】

茨城県牛久市議会は動物の福祉を柱とし、飼い主と行政の役割を明記した
「牛久市動物の愛護及び管理に関する条例」を可決した。
動物の殺処分を減らそうというもので市が提案していた。
動物の福祉を明記した市町村単位の条例は全国的に珍しいという。

少子高齢化の進行で、犬や猫は単なるペットから家族同様の存在と位置
付ける家庭が急増しており、周辺環境の整備は急務。条例は、飼い主は
動物が快適に過ごせるように配慮し責任を持って終生飼育することを求める。
その上で飼い主が不明の犬や猫は一時的に市が保護して里親探しをする
など手だてを講じるという。

市環境政策課は「まず飼い主が愛情と責任を持って動物を飼育し、行政も
必要な施策を行って、よりよい共生を後押ししたい」としている。

地震など災害発生時には避難所に連れて行けるよう、普段から首輪をつけたり、
しつけをして危機管理に努める。
さらに獣医師会と連携し災害時の犬や猫の救護も行う。
猫は年間約200匹が車にひかれて死んでいるため室内飼いを徹底させる。

茨城県全体では2009年度に収容した犬や猫の87%が殺処分され、犬は全国
で最も多かったという。
(取材・黒川美加)

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