動物福祉を柱とした条例:茨城・牛久市
災害情報に埋もれていましたが、牛久市の新条例が可決されました。
動物福祉を柱とした条例 災害時にも言及、茨城・牛久市
http://www.47news.jp/localnews/furusato/2011/03/22182102.php
47News 2011/03/22 18:21 【47行政ジャーナル】
茨城県牛久市議会は動物の福祉を柱とし、飼い主と行政の役割を明記した
「牛久市動物の愛護及び管理に関する条例」を可決した。
動物の殺処分を減らそうというもので市が提案していた。
動物の福祉を明記した市町村単位の条例は全国的に珍しいという。
少子高齢化の進行で、犬や猫は単なるペットから家族同様の存在と位置
付ける家庭が急増しており、周辺環境の整備は急務。条例は、飼い主は
動物が快適に過ごせるように配慮し責任を持って終生飼育することを求める。
その上で飼い主が不明の犬や猫は一時的に市が保護して里親探しをする
など手だてを講じるという。
市環境政策課は「まず飼い主が愛情と責任を持って動物を飼育し、行政も
必要な施策を行って、よりよい共生を後押ししたい」としている。
地震など災害発生時には避難所に連れて行けるよう、普段から首輪をつけたり、
しつけをして危機管理に努める。
さらに獣医師会と連携し災害時の犬や猫の救護も行う。
猫は年間約200匹が車にひかれて死んでいるため室内飼いを徹底させる。
茨城県全体では2009年度に収容した犬や猫の87%が殺処分され、犬は全国
で最も多かったという。
(取材・黒川美加)
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