福島県にペット救護の要望
ALIVEふくしまでは、本日福島県に対し、以下の要望を提出いたしました。
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福島県知事 佐藤雄平 様
所轄:福島県保健福祉部食品生活衛生課
県動物救護本部
原発警戒区域及び計画避難区域のペット救護についての要望
この度の甚大な震災及び原発事故に際し、災害対策業務に当たられる担当
部署の皆様のご尽力に、お礼を申し上げます。
当会ALIVEふくしまでは、3月24日より「被災者ペット相談窓口」を設け、マスコミ
を通じて広報したほか、避難所各地を回りながら直接飼い主からの相談を受け、
これまで400件ほどの相談に対応してきました。
このほど警戒区域への一時帰宅、また計画的避難区域におけるペットの相談
が多数寄せられていますので、速やかな問題解決のために、以下の要望を
いたします。
1.一時帰宅時のペット同伴避難に対する指示
原発警戒区域への一時帰宅に際しては、市町村に通知を出し、住民がペットを
連れ出すこと、バスに同乗できない場合には、動物専用のマイクロバスを用意する
等、救済の措置を講じて頂くようお願い致します。
ペットの中には家の中に置かれていたり、警戒心が強く他者による救出ができ
ない場合がありますので、飼い主が連れ出すことが必要です。
連れ出したペットについては出来る限り避難所に専用スペースを設けること、
それが困難な場合には当会及び他団体で一時預かりに関する情報提供等の
ご協力を致します。
2.計画的避難区域のペット同伴避難に対する指示
計画的避難区域の市町村及び飼い主よりペット同伴避難についての相談が
寄せられています。ペットは原則同伴避難とすることを、関係市町村へ早急に
指示を出して下さい。またその際は避難所においてペット用スペースを確保する
ことについても、あわせて助言するようお願いいたします。
3.避難区域に取り残された動物の救護
現在、保健福祉事務所職員が警戒区域に取り残された動物の救出をされて
いますが、可能な限りこれを継続して頂きたくお願い致します。わずかな人員では
救出できる頭数が限られますので、出来る限り人員を増やして捜索・保護に
あたって頂きたく、あわせて要望致します。
4.ボランティア参加の促進
福島県動物救護本部では、今後ペットの一時保護施設を設置する予定とのこと
ですので、救護本部にボランティアの登録制を設け、民間ボランティアのマンパワー
を活用し、幅広くきめ細かな支援体制をつくることを要望致します。
また、これまで愛護団体等の尽力で保護されたペットについては、保健所に届け
出てもらいホームページで公開して、可能な限り飼い主の元に戻せるように呼びかけ
ていただくようお願いいたします。
以上ご多忙の折恐縮ですが、早急にご検討頂きますようお願い申し上げます。
ALIVEふくしま
NPO法人地球生物会議
※ALIVEふくしまのブログ http://blogs.dion.ne.jp/alive_fukushima/
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