実験動物の福祉についての議論
環境省で行われている「動物の愛護管理のあり方検討小委員会」での
議論のうち、9月28日に行われた、「実験動物の福祉」について 、
ALIVEのホームページにUPしましたのでご覧下さい。
http://www.alive-net.net/law/kaisei2012/WG_jikken-1.htm
(1)実験関係者へのヒアリングとアンケート結果
当日は実験関係者へのヒアリングと文部科学省からの報告が行われました。
・鍵山直子(公益財団法人実験動物中央研究所)
・祖父江元(名古屋大学大学院医学系研究科神経内科・
国立大学医学部長会議動物実験に関する小委員会委員長)
・文部科学省研究振興局ライフサイエンス課
文部科学省は、同省の指針が遵守されているかどうかの確認のため、
所轄の大学、研究機関等にアンケートを実施し、その結果を
「研究機関等における動物実験に係る体制整備の状況等に関する調査
結果について」として報告しました。
http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/23/09/1311589.htm
また、環境省では、製薬会社、化粧品会社などに、実験動物の適切な取扱
に関するアンケートを実施し、その結果を資料として出しています。
環境省実施「実験動物の適切な取扱」アンケート調査概要
http://www.env.go.jp/council/14animal/y143-21/mat01-7.pdf
(2)ALIVE提出資料の説明
ALIVEでは、議論の参考として以下の資料を作成し、提出しました。
1、 全国自治体の動物愛護管理推進計画における実験動物福祉への取り組み
2、 行政による実験動物施設の実態把握-静岡県を例として
3、 条例に基づく実験動物施設の実態把握の例-兵庫県を実例として
4、 動物実験に関するインターネット上での情報開示度調査
9月28日の小委員会では以下の資料を提出しました。
http://www.env.go.jp/council/14animal/y143-21/ext01.pdf
1、 国内の動物実験施設において動物福祉・管理上の問題があった例
2、 京都大学霊長類研究所におけるニホンザルの大量感染症死亡についての記事
3、 動物実験の法規制:日本と諸外国との比較
4、 EUにおける実験動物使用数
5、 主要国における動物実験の法規制
6、 EUの改正実験動物福祉法2010
7、アメリカ動物福祉法における実験動物規制
8、OIE陸生動物コード「研究及び教育における動物の利用」
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