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飼い主のいない猫の問題

ALIVEの調査では、2009年度に行政により殺処分された
猫の数は173,300匹で、そのうちの78%は幼い子猫でした。
http://www.alive-net.net/companion-animal/hikitori/syobun-gensyou3.htm

また、猫の収容数のうち、70%が、飼い主不明の猫と
なっています。従って、猫の殺処分数を減らしなくして
いくためには、何よりも飼い主のいない猫の繁殖制限を
行うことが重要です。
しかし、飼い主がいないがために、誰が不妊去勢手術の
費用を負担するのかが大きな課題となります。
・地域の住民がお金を出し合って拠出する
・愛護団体が寄付を集めたりバザーなどで費用をねん出する
・市区町村が一部助成金を出す
・低料金で手術をしてくれる獣医を探す
といった取り組みがありますが、それにも限界があります。

このような飼い主のいない猫の問題に関して、大阪市では
「公園ねこについて考えるセミナー」を開催します

http://www.city.osaka.lg.jp/hodoshiryo/yutoritomidori/0000141425.html

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 大阪市はおおさか公園ねこの会とともに、「公園ねこ
について考えるセミナー」を開催します。このセミナー
では、所有者不明ねこに関して豊富な知識や経験を持つ
方々をパネラーにお招きし、市民との協働で取り組む
都市公園の所有者不明ねこ対策の意義や方向性について
理解を深めます。(略)

・日時:平成23年11月5日(土) 14時~16時
・場所:TKP大阪本町ビジネスセンター7階
   (大阪市中央区本町2-3-4 アソルティ本町)
    http://tkphonmachi.net/access/
・内容:基調報告 
   (「公園ねこ適正管理推進サポーター制度」の
    取り組みについて)
          公園ねこサポーター活動報告
    パネルディスカッション
・テーマ:「公園ねこを市民との協働で適正管理すること
    の意義と方向性」 
・パネラー 
 植田 勝博氏(弁護士、動物法ニュース事務局長、ザペット法塾代表)
 黒澤 泰氏(横浜市港南福祉保健センター獣医師、地域猫提唱者)
 山本 葉子氏(NPO法人東京キャットガーディアン代表)
 岩井 秀子氏(滋賀県動物愛護推進員、大津市所有者不明ねこ対策検討会委員)
 荒井 りか氏(大阪市動物愛護推進員、中之島公園猫対策協議会代表)
  山田 好一氏(大阪市健康福祉局健康推進部動物管理センター
        保健主幹兼健康推進部保健主幹、獣医師)

・定員:150名(先着順)
・お問い合わせ:大阪市ゆとりとみどり振興局 緑化推進部管理課
       TEL06-6469-3813
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一方、三重県亀山市みどり町の自治会では先日、地域住民から
苦情の多い野良猫を捕獲して保健所に引き渡すという措置を決め、
自治会と保健所に対し全国から抗議が殺到しました。
これについて、「野良猫捕獲 愛猫家対自治会の行方」として
10月29日のTBS「報道特集」で放映されました。

見逃した方は、以下の動画で見ることができます。
http://www.youtube.com/watch?v=J5KQ2f9m_oU&feature=player_embedded

この、飼い主のいない猫の問題について、11月上旬から始まる動物
愛護法改正に向けてのパブリックコメントで、誰もが意見を出すことが
できます。

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