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2012年1月の記事

深夜販売の禁止等、施行規則一部改正

犬ねこの深夜販売の禁止、および新たに動物取扱業に追加する業
(動物のオークション業者、有償の引取り・終生飼育業者)の追加
等が、環境省令で定められました。以下、環境省の報道発表より。

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 動物の愛護及び管理に関する法律施行規則の一部を改正する省令等
が本日1月20日(金)に公布されましたので、 お知らせいたします。
 また、平成23年11月8日(火)から12月7日(水)までに行った、
それらに対する意見募集(パブリックコメント)の結果についても、
併せてお知らせいたします。
http://www.env.go.jp/press/press.php?serial=14717

<概要>

1、施行規則の一部改正
(1)犬及びねこの夜間展示規制関係
・動物取扱業のうち販売業者、展示業者、貸出業者が犬及びねこの展示
を行う場合には、午前8時から午後8時までの間に行うこと。

(2)動物取扱業者の追加関係
・動物の売買のあっせんを会場を設けて競りの方法により行う事業者
(競りあっせん業者)
・ 有償で動物を譲り受けて飼養する事業者

2.動物取扱業者が遵守すべき動物の管理の方法等の細目の一部改正
(1)犬及びねこの夜間展示規制関係
・販売業者、貸出業者及び展示業者が夜間に営業する場合には、飼養施設
 内に顧客等を立ち入らせないこと。
・夜間に犬又はねこを顧客と接触させ、又は譲り渡し、若しくは引き渡さ
 ないようにすること。
・長時間連続して犬又はねこの展示を行う場合には、展示を行わない時間
 を設けること。
・販売業者が夜間に、犬及びねこ以外の動物を展示する場合には、明るさ
 の抑制等の飼養環境の管理に配慮すること。

3.改正施行規則及び改正取扱業者細目の施行期日 平成24年6月1日

4.意見募集(パブリックコメント)の実施結果について
 昨年11月8日から12月7日までの間、意見募集を行った結果、
合計32,974件の意見が寄せられた。
http://www.env.go.jp/press/file_view.php?serial=19047&hou_id=14717

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動愛法改正で動物実験の実態把握を

動物実験の法制度改善を求めるネットワークからの呼びかけです。

(以下転載、転送歓迎です)

動物愛護法改正が予定される通常国会が1月24日から始まります。

動物愛護法は当初、内閣法(省庁が改正案を作成)での改正を想定し、
環境省が主導で改正案をまとめようとしていましたが、予定が変わり、
前回や前々回の改正同様、議員立法(議員や政党が法案を作成)で
改正されることになりました。よって各政党の意見や国会議員の動き
が重みを持ちます。

今まではパブリックコメントでの環境省への意見提出が重要課題で
したが、今後は議員や政党への働きかけが重要になります。

今後、各政党のワーキングチームやプロジェクトチームで法案が
まとめられ、その後衆参の環境委員会を通して国会へ提出されますが、
実質的な法案の中身の審議は、この各政党のワーキングチームや
プロジェクトチームの議論でほとんど決まってしまいます。
この作業を通して3月中までには、各政党の素案がまとめられると
考えられます。
よって3月までが私たちの要望を訴えるために残された期間です。

動物愛護法は5年毎の見直しが定められていますが、実際に改正される
のは6-7年毎です。
今回改正が実現しなければ、また何年も動物実験に対して法規制がなく、
実態把握も行政監督もできない状態が続くことになります。

環境省が平成23年11月から12月にかけて行ったパブリックコメントでは、
実験動物の取扱いについて、規制すべき、規制を強化すべき、という
意見が24,286件寄せられていますが、12以上の実験動物に関連する
学会や業界団体が、動物実験/実験動物について見直す必要がないと
いう要望を出しており、全く予断を許しません。

今度こそ、動物実験/実験動物の法改正を実現するために、国会議員や
政党へ、民意は動物実験の規制にあることを、メールや手紙、FAXで
呼びかけていきましょう。

民主党 動物愛護法改正ワーキングチーム
座長 田島一成(衆議院・滋賀2区)
http://www.tajimaissei.com/
事務局長 岡本英子(衆議院・神奈川3区(鶴見区・神奈川区))
http://okamoto-eiko.com/hp/index.html

自民党 動物愛護議員連盟
幹事長 松浪健太(衆議院・大阪10区(高槻市・島本町))
http://www.kentakenta.org/
事務局長 三原じゅん子(参議院・比例代表)
http://www.miharajunco.org/

公明党 動物愛護管理推進委員会
委員長 高木美智代(衆議院・比例区東京ブロック)
http://www.michiyo-t.com/
公明党 環境部会
部会長 加藤修一(参議院・比例代表)
http://www.shuuichi-katoh.jp/

その他の議員や政党の連絡先は以下の「ジュルのしっぽ」さんの
記事を参考にしてください。
http://blog.goo.ne.jp/jule2856/e/65e84819965c686041bf02ccfcb7db9d

■2012年動物愛護法改正を求めるネット署名にご協力ください!
http://homepage2.nifty.com/jikken-houseido/protect-experimental-animals.htm

※記事とリンク、署名の拡散にご協力をお願い致します。

動物実験の法制度改善を求めるネットワーク
http://homepage2.nifty.com/jikken-houseido/

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パネル展と毛皮反対デモのお知らせ

【御殿場市】市民活動発表会にてパネル展示
犬猫を始めとする動物愛護精神の普及、意識向上をはかります。
犬猫パネル、野生動物パネルを展示し、毛皮や動物実験についても
啓発します。

◆1月28日(土)13:00~16:00
◆場所:御殿場市民交流センターふじざくら
    (御殿場市萩原988番地の1)
◆email:go.rescued.dogs@gmail.com(GO保護犬GO)

【名古屋市】毛皮反対デモ行進
こちらは会員さんからのお知らせです。

「毛皮にさよなら!名古屋パレード 2012」

人間のファッションのために想像を絶する苦痛を強いられている
動物の声となってデモ行進をいたします。
一人でも多くのご参加をおまちしております。

◆1月21日(土) 雨天、小雪決行
13時30分 久屋広場集合 14時30分出発
(地下鉄名城線 矢場町駅下車4、5番出口すぐ)

コース:久屋大通→錦通→大津通→大須通→前津通→久屋大通
大体1時間~1時間30分ほどのコースです。
プラカードなどアピールできるものをお持ちください。手ぶらでも大丈夫です。

◆主催:アニマルライツ中部
◆ お問い合わせ・参加表明はchubu.ar@gmail.com(アニマルライツ中部)へ

詳細は下記をご覧ください。
http://blog.goo.ne.jp/archubu

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動物愛護管理法改正意見交流会

衆議院議員会館にて、動物愛護管理法改正に関する意見交流会が
行われます。
野上代表が、動物取扱業者の規制について意見を発表する予定
ですので、ご関心のある方はどうぞご参加ください。

http://www.the-petlaw.com/ivent.html

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『真に動物を守る法律へ』
~殺す行政から生かす行政へ、今こそ転換を~

【開催日時】平成24年1月20日(金) 13:00~17:00

【開催場所】衆議院第一議員会館 大会議室
            東京都千代田区永田町1-7-1
            東京メトロ/丸の内線/千代田線 国会議事堂前駅下車
            有楽町線/半蔵門線/南北線 永田町駅下車

【主催】THEペット法塾 http://www.the-petlaw.com

本年改正される動物の愛護及び管理に関する法律について
検討してきた環境省の動物の愛護管理のあり方検討小委員会も
終わり、意見調整ができていない部分については、国会議員の
方々に判断を委ねることとなりました。

動物愛護管理法の理念を実効性あるものとするためにも、今回の
意見交流会への皆様のご参加をよろしくお願い致します。

【主な内容】 
◆テーマ① 動物愛護管理法35条 行政の引取り義務の制限(撤廃)
についての意見
≪意見発表≫
 松崎正吉(熊本市動物愛護センター所長)
 黒澤泰(横浜市港南福祉保健センター獣医師)…他
      
◆テーマ② 野良ねこ等所有者のいない動物について「行政の
保護義務」及び「国民の愛護・保護義務」規定についての意見
≪意見発表≫
 高木優治(新宿区保健所衛生課職員)
 工藤久美子(NPO法人 ねこだすけ代表理事)
 山田佐代子(財団法人 神奈川県動物愛護協会会長)…他

◆テーマ③ 動物取扱業者の規制についての意見
≪意見発表≫
 野上ふさ子(NPO法人 地球生物会議ALIVE代表)
 エリザベス・オリバー(NPO法人 アニマルレフュージ関西代表)
≪取材報告≫
 太田匡彦(朝日新聞社 「犬を殺すのは誰か」著者)…他

◆意見交流会(パネルディスカッション)
≪パネリスト≫
 岡本英子(衆議院議員)
 野上ふさ子
 工藤久美子 
 松崎正吉
 高木優治
 細川敦史(弁護士・THEペット法塾事務局長)
 各党国会議員(依頼中)
 …他
≪司会≫
 植田勝博(弁護士・THEペット法塾代表・芦屋市教育委員長) 

※内容は変更になる場合があります。

参加ご希望の方は、THEペット法塾HPの申し込みフォームよりお申し込み下さい。
(先着300名)

https://ssl.form-mailer.jp/fms/22537f60148740

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H22年度の犬猫処分数:速報値

当会では、毎年、全国の動物行政を所轄する自治体(H22年
度は108自治体)に、犬猫の処分や動物行政全般に関する
アンケート調査を実施しています。
このほど、平成22年度の犬猫の処分数(速報値)を取りまとめ
ましたので、お知らせ致します。
現段階ではまだ精査できておりませんので、今後数字が若干変わる
可能性があります。あくまでも速報値としてご覧下さい。

犬の殺処分数 53,317(前年度65,956) 前年度比12,639匹の減少
猫の殺処分数 158,705(前年度173,300)前年度比14,595匹の減少
合計殺処分数 212,022(前年度239,256)前年度比 27,234匹の減少

犬猫の殺処分数は、毎年、3万匹前後が減少しており、このまま推移し
ていけば、先進的な自治体においては殺処分ゼロも夢ではありません。

数字の確定と、その他の項目の統計や内容の分析、入力等を現在作業中です。
3月中には「全国動物行政アンケート結果報告書(平成22年度版)」として
発行いたしますので、今暫くお待ちください。

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新年のご挨拶と動愛法改正に向けて

年が明け、2012年が始まりました。
昨年は地震や台風等大きな災害があり大変な年でしたが、
本年は穏やかで平和な年となりますよう、また皆様のご健康とご多幸を
心よりお祈りいたします。

年末締め切りの、動愛法改正を求める請願署名には、たいへん多くの
皆様のご協力をいただき、心から感謝申し上げます。

動物愛護法改正に関して、2010年の8月から1年以上に渡って検討を
行ってきた「動物の愛護管理のあり方検討小委員会」は、昨年12月末に
終了し、このほどその「報告書」が環境省のホームページに公開され
ました。
http://www.env.go.jp/council/14animal/yoshi14-03.html

動物を守る法律のさまざまな課題について、あれほど多くの提案をして
きたにもかかわらずこの程度のまとめかと思うところもありますが、
とにかく、ご覧下さい。
動物を守ろうとする側には、動物への思いやりや共感の情といったもの
しかありませんが、動物を利用する側には、営利の追求、既得権の維持、
職の確保といった様々な利害があり、規制にブレーキをかけたり、
反対したりしています。
まだまだ予断を許しませんが、少しでもよりよい法改正が実現するように、
これからも皆の願いと力を合わせて、取り組んでまりたいと存じます。

本年もどうかよろしくお願い申し上げます。

ALIVE事務局

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