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八幡平クマ牧場:秋田県の取組

当会では5月1日から4日にかけて、八幡平クマ牧場の現地視察を行い
5月8日に現地視察レポート(概要)をHPに公表しました。
http://www.alive-net.net/zoocheck/kumabokujou/kuma-hachimantai5.htm

現地視察時には、飼育舎に設置されている給水槽は水の循環がされておらず、飼育舎
によっては汚水に近いほど水が汚れていましたが、その後、秋田県職員のご尽力に
よって新鮮な水を飲むことができるようになりました。
http://www.alive-net.net/zoocheck/kumabokujou/kuma-hachimantai6.htm

また、昨日(5月16日)には、秋田県が正式に日本動物園水族館協会に対し、
当該牧場に残されたクマの引受先確保のための支援依頼を出しました。
一般の動物園で引き受けを行うには、個体ごとの年齢、性別、健康状態、入手元などの
情報が必要不可欠ですが、その把握に向けて、秋田県が同日、クマの専門家を現地へ招致し、個体調査を行ったことが報道されましたので、お知らせします。

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個体記録作成へ専門家調査・・・クマ牧場
(2012年5月17日 読売新聞秋田版)
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/akita/news/20120516-OYT8T01140.htm

譲渡先確保、動物園協会にも支援依頼
 鹿角市八幡平の「秋田八幡平クマ牧場」でヒグマに襲われて女性従業員2人
が死亡した事故で、県は16日、残されたクマ29頭の譲渡先探しのために個
体記録を作ろうと、クマの生態に詳しい専門家を現地に招き、クマの健康状態
などの個体調査を行った。また、県は同日、日本動物園水族館協会(東京)に
対し、協会に加盟する動物園でのクマの受け入れについて、支援を求める文書
を送った。

(略)

 県は今後、小松氏の協力と、長崎氏からの聞き取りなどで、クマの性別や推
定年齢、血縁関係などをまとめる。今月初め、牧場の実態を視察した動物愛護
のNPO法人「地球生物会議」(東京)の調査結果と併せて個体識別表を作る。
 一方、県は、長崎氏が今月末にも牧場を閉鎖する意向を示していることを踏
まえ、日本動物園水族館協会に送った文書の中で、「クマの管理と引受先の確
保が喫緊の課題」「県としてクマの取り扱いに苦慮している」として、同協会
に加盟する動物園に情報提供するなど譲渡先確保への支援を依頼した。

 全国86の動物園が加盟する同協会は22~24日、北海道旭川市で理事会
と総会を開く。同協会の担当者は取材に対し、「譲渡には正確な頭数や健康状
態、捕獲場所などの把握が必要。まずは理事会で文書の内容を協議したい」と
している。

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