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2012年12月の記事

改正愛護法勉強会のお知らせ

 2012年8月末に「動物の愛護及び管理に関する法律」が改正さ
れたことを受けて、今回の法改正に関わった衆議院調査局環境
調査室の後藤一平さんを講師としてお招きし勉強会を開催します。
皆様、ふるってご参加ください。


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「改正動物愛護管理法に関する勉強会」


講師:後藤一平 氏(衆議院調査局環境調査室)

日時:2013年1月19日(土)13:30~16:30

場所:お茶の水ホテルジュラク 白鳥の間AB
  (東京都千代田区神田淡路町2-9)

アクセス:
JR中央線総武線「御茶ノ水駅」聖橋口より徒歩2分
JR山手線・景品東北線「秋葉原駅」電気街口より徒歩5分
東京メトロ 千代田線「御茶ノ水駅」B1出口より徒歩2分
東京メトロ丸の内線「淡路町駅」A5出口より徒歩4分
都営地下鉄新宿線「小川町駅」A5出口より徒歩4分
つくばエクスプレス「秋葉原駅」A1出口より徒歩10分

定員:60名

参加費:ALIVE会員:500円
一般:1000円

参加方法:
事前申込みが必要です。メールフォームから、
件名に「1/19勉強会参加希望」とお書きいただき、
本文に①氏名③連絡先④所属⑤ALIVE会員・非会員
を明記の上、お申込み下さい。

主催:特定非営利活動法人 地球生物会議(ALIVE)

タイムスケジュール:
13:30-14:00開場・受付
14:00-14:15開会あいさつ
14:15-15:15■基調講演(後藤一平 氏)
 1. 法律はどのようにして出来るのか
 2. 動物愛護法の制定・改正の経緯
 3. 今回の法改正の内容
 4. 今後の課題
15:15-15:25休憩
15:25-15:50改正法に関するALIVEの主張
(情野康洋(ALIVE共同代表兼事務局長))
15:50-16:20質疑応答
16:20-16:30閉会あいさつ

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野上前代表の書籍のお知らせ


故 野上ふさ子前代表が亡くなる直前まで執筆した
書籍2冊が発刊されましたのでお知らせいたします。

なお、これら2冊の本は野上氏が渾身の力を込めて、
最期に残した本なので、できるだけ多くの方に
読んでいただきたいと思います。つきましては、
地元の市区町村立図書館に図書購読請求していただき、
より多くの方に読んでいただけるように、
働きかけしていただけるようお願い申し上げます。


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  「いのちに共感する生き方:人も自然も動物も」
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野上ふさ子 著
出版社:彩流社(2012/12/3)
定価:2500円(税別)

動物・野生生物の福祉と保護、動物実験の問題に生涯をささげた
野上ふさ子氏の思想と人生、<私が私になるまで>の軌跡。
死の直前まで筆を取った自伝。先入観をとっぱらうほどの面白さ。
おどろきと感動にあふれた、真に美しい生き方の見本がここにある。

私は、人間の行動の原点には、共感というものがあると考える。
共感こそ、人間を人間足らしめる最も大きな本質的な能力の
ひとつである。
・・・自分という小さな枠を超えて、自分を越えるより大きなものに
共感していく、これが人間の知性や理性の源泉でもある。
・・・少なくとも私は、どんな小さなことでも闘おうとしてきた。
もし、自分が行うことが、正しいものであると信ずることができれば、
この世の中に怖いものはなにひとつない。
動物ではない人間であるからこそ、動物のために動物のことを理解し
、動物に共感し、動物の苦しみを救いたいと考えることができる。
自然は私の一部であり、自然破壊は私の一部分の破壊である。
・・・自然に共感するからこそ、山の木が切られたりダムで埋め立て
られたり、干潟が潰されたりしていくことが耐えられないからこそ、
自然保護運動を行っている。
すべて、共感というものの上に成り立っている。
共感は、人間の社会活動の源泉であるということが言える。
(本文より)


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  「アイヌ語の贈り物-アイヌの自然観にふれる」
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野上ふさ子 著
出版社:新泉社(2012/12/6)
定価:1800円(税別)

◆物語は贈り物のように
ユーカラは、語り手と聞き手がひとつになることによって
成立する物語です。語り手と聞き手は、言葉を通じて
物語の中に入り込み、ひとつに溶けあいます。
言葉は人と人を結びつけ、人と自然をひとつにする
絆だったのです。

人間は、自然と共に生き、自然とかかわり、自然の中に
還っていく。このような生き方、見方が、アイヌ語の
伝承の中にはっきりと示されています。アイヌ語を
知ることによって、自然の中で生きる人びとの叡智と
豊かな自然観にふれることができるのです。


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